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＿you side＿
急にいなくなってたらみんな心配するだろうから
そう言って再び私を自転車の後ろへ乗せると
翔太先輩の家の前まで送り届けてくれた。
みんなを起こさないように部屋へ戻って布団に入っても
当然眠気が来るはずもなく目は冴えていて
結局明け方まで眠ることができなかった。
「今日はとことん寝よう。」
大介先輩が病院へ行くのは延期になったようだし
この天気じゃ町案内も中止だろう。
目黒先輩も寝てていいと言ってくれたし
今日はここに来てから休まっていない体を労わろう。
「んん…やばっ、」
流石に寝すぎてしまった。
スマホの時刻は午後２時を表示していて
慌てて起き上がると頭痛が走った。
「ラウくんから、」
でもそんな痛みはすぐに飛んでいった。
スマホ画面にはラインの通知が三件来ていて
全てラウくんからのメッセージだった。
“昨日は夜遅くにごめんね。”
“ちゃんと眠れたかな？”
“今日は流石に町案内できないから、明日とかどうかな？”
気遣いができる所もまた好きを募らせて
早く返事を返そうとしたけれど右上には圏外の表示。
元から電波は瀕死状態だったしこの天気なら無理もない
でも早く返事を送らないと、なんて焦りが出る。
「Aちゃん大丈夫？」
「め、目黒先輩すいません！
ポケットWi-Fi貸してもらえませんか？」
「ああ、いいけど…」
初日に目黒先輩が
ポケットWi-Fiを持っていると言っていたのを思い出して
様子を見に来てくれた先輩を急かすような事をしてしまった。
「はいどうぞ。」
「ありがとうございます。」
そんなに連絡はまめな方じゃないのに
どうしてこんなにも焦っているのか。
恋というのは難儀なものなんだな
なんて他人事のように考える。
「どうしたの？」
「ラウくんから連絡があって
返信を要するものだったので早く返したかったんですけど
この天気だからか圏外で。」
「あ、本当だ。」
目黒先輩は気づいていなかったらしく
スマホを取り出し確認すると小さく呟いた。
「じゃあラウールくんも圏外になってるかもね。」
「あ、そっか。」
恋は盲目とはこのことか、
急いで打った返事はに既読はつかなくて
目黒先輩の言う通り、ここら一体が圏外になっているようだ。
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ぱぐたろう(プロフ) - そふらさん» 読んでいただきありがとうございます🤍そう言っていただけて嬉しいです！折り返し地点まで来ていよいよ最終章が近づいていますので、最後まで御付き合いいただければ嬉しいです🙇♀️ (2022年9月4日 19時) (
レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - なぁたさん» 前編読んでいただきありがとうございます🙇♀️暑さが吹っ飛ぶような内容になっていればと思います(肌寒くなってきましたが笑)楽しんでいただけて嬉しいです🤍最後までよろしくお願いします！ (2022年9月4日 19時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
そふら(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きが気になって頻繁にチェックしてしまう程面白くて最高な作品です！大変だと思いますが更新楽しみにしてます！ (2022年9月3日 2時) (レス) id: 8614b66f6c (このIDを非表示/違反報告)
なぁた(プロフ) - 作品更新嬉しいです！今回更新分の内容ずっと、うそでしょ、まって、こわい、しんどい状態でした。ドキドキさせてくれてありがとうございます。また楽しみに待ってます☺️ (2022年9月3日 2時) (レス) @page45 id: bf7a073558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぐたろう
| 作成日時：2022年8月11日 19時
