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呪いの真相はわかったけれど
白骨遺体の事は言い出せずじまいで
どんよりした気分で外に行く気力がわいてくるわけもなく
家の中でただ無心にテレビを見ただけで一日が終わってしまった。
「じゃあ、おやすみなさい。」
雨戸を全て閉めて各自寝る場所へ向かう。
昨日は怖さもあり雑魚寝をしたけれど
流石に男女一緒の部屋はいかがなものかということになり
部屋も沢山あることだしとそれぞれ一人で寝ることにした。
「一緒に寝てくれ、」
「嫌ですよ、こんなに沢山部屋があるのに」
「頼む！
東京帰ったら何でも買ってやるから！」
勝手に目黒先輩の振り当てられた部屋へ入っていく翔太先輩に
自然と二人同時に溜息をついた。
そんなこと言ったら私だって怖いんだけどな
女一人という状況がこんなところで仇になるなんて。
「Aちゃんは大丈夫？」
「え？」
「怖くない？」
私の目を見ながら、さらっと手を握る目黒先輩
本人は心配でしてくれている事なんだろうけれど
こういう行動で勘違いしてしまう人もいるんだから
もっと自分がモテることに自覚を持って欲しい。
「呪いは迷信だったし
あの白骨遺体だって、あれだけ古かったら
犯人ももう亡くなってるでしょうし
だから怖いことなんてないですよ。」
「…そっか、」
目黒先輩に心配をかけないよう
精いっぱい強がってみたけれど
多分今日は眠れないだろうな、なんて苦笑いを浮かべた。
多分そんな私の心は読まれていたんだろうけれど
目黒先輩はそれ以上何も言うことなく
振り当てられた部屋へと入っていった。
「全部夢だったらいいのに。」
雨戸を締め切った部屋は真っ暗で
流石に無理だと豆電球だけをつけた部屋の中
案の定眠れるわけもなく
ただただ寝転んだまま天井を見つめていた。
「…ん？」
少しでも寝たい、そう思って目を閉じたタイミングで
頭もとに置いていたスマホが振動した。
画面を確認するとギリギリ電波が一本だけ立っていて、
振動は着信を知らせるものだった。
「もしもし？」
“夜遅くにごめんね、ラウールです。”
電話越しに聞こえてきたラウくんの声に飛び起きて
布団の上で正座をするとスマホを両手で掴んだ。
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ぱぐたろう(プロフ) - そふらさん» 読んでいただきありがとうございます🤍そう言っていただけて嬉しいです！折り返し地点まで来ていよいよ最終章が近づいていますので、最後まで御付き合いいただければ嬉しいです🙇♀️ (2022年9月4日 19時) (
レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - なぁたさん» 前編読んでいただきありがとうございます🙇♀️暑さが吹っ飛ぶような内容になっていればと思います(肌寒くなってきましたが笑)楽しんでいただけて嬉しいです🤍最後までよろしくお願いします！ (2022年9月4日 19時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
そふら(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きが気になって頻繁にチェックしてしまう程面白くて最高な作品です！大変だと思いますが更新楽しみにしてます！ (2022年9月3日 2時) (レス) id: 8614b66f6c (このIDを非表示/違反報告)
なぁた(プロフ) - 作品更新嬉しいです！今回更新分の内容ずっと、うそでしょ、まって、こわい、しんどい状態でした。ドキドキさせてくれてありがとうございます。また楽しみに待ってます☺️ (2022年9月3日 2時) (レス) @page45 id: bf7a073558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぐたろう
| 作成日時：2022年8月11日 19時
