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「なあ、連絡先交換してよかったのかよ。」
「まだ言ってる…。」
大介先輩が起きた時のためにと
冷蔵庫にあったものでお粥を作っていると
何を手伝うでもなく私の周りをうろついては
ラウくんへの不信感を私にぶつけてくる。
「何がどう怪しいんですか？
向こうからしたら呪いの正体を調べる目的で
東京から来た私達の方が怪しいですよ。」
「そうかもしれないけど…」
「ここに来た初日で
いきなり立ち入り禁止区域に入った私達を
怒ることなく受け入れてくれた時点でいい人でしょ。」
「お前、いつかとんでもねえ男に引っ掛かるぞ。」
翔太先輩のいらぬ心配を適当にあしらうと
出来立てのお粥が冷めないよう土鍋に蓋をして
大介先輩の元へと足を進めた。
それでも後を追って来て、怪しいだの今すぐ帰ろうだの
無謀なことを言ってくる翔太先輩を無視し
大介先輩が休んでいる部屋の襖を開けた。
「大介先輩の食事、用意できたんですけど…」
「ありがとう、一度起こしてみようか。」
様子を見ていてくれた目黒先輩が
大介先輩の肩を優しく揺らして声を掛ける。
目を覚ました彼の顔色はよくて
ひとまず安心だと胸を撫でおろした。
「お粥出来たんですけど食べられますか？」
「食べる！」
「なんかいきなり元気になりましたね。」
よほどお腹が空いていたのか
お盆に乗せ持って来たお粥をすぐに食べ終えて
そのまま再び布団に入り目を閉じた。
「大介先輩、熱測ってください。」
「ああ、はいはい。」
素直に測り手渡された体温計には
38.5℃と表示されていた。
下がってはいるけれどまだ油断はできない体温で
濡らしたタオルを額に乗せると
あっという間に眠ってしまい、寝息が聞こえてきた。
「私たちもお昼にしましょうか
そうめんとかでいいですか？」
「何でもいい、腹減った。」
「そうめんいいね、俺も手伝う。」
二人は正反対だなとつくづく思う。
翔太先輩の回答は、もし彼女の立場だったら絶対嫌だし
反対に目黒先輩は模範解答と言ってもいいような気がする。
…まあ二人ともなんだかんだでカッコいいしいい人だから
平々凡々な私とどうにかなるなんてことはないのだけど。
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ぱぐたろう(プロフ) - そふらさん» 読んでいただきありがとうございます🤍そう言っていただけて嬉しいです！折り返し地点まで来ていよいよ最終章が近づいていますので、最後まで御付き合いいただければ嬉しいです🙇♀️ (2022年9月4日 19時) (
レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - なぁたさん» 前編読んでいただきありがとうございます🙇♀️暑さが吹っ飛ぶような内容になっていればと思います(肌寒くなってきましたが笑)楽しんでいただけて嬉しいです🤍最後までよろしくお願いします！ (2022年9月4日 19時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
そふら(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きが気になって頻繁にチェックしてしまう程面白くて最高な作品です！大変だと思いますが更新楽しみにしてます！ (2022年9月3日 2時) (レス) id: 8614b66f6c (このIDを非表示/違反報告)
なぁた(プロフ) - 作品更新嬉しいです！今回更新分の内容ずっと、うそでしょ、まって、こわい、しんどい状態でした。ドキドキさせてくれてありがとうございます。また楽しみに待ってます☺️ (2022年9月3日 2時) (レス) @page45 id: bf7a073558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぐたろう
| 作成日時：2022年8月11日 19時
