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「雨戸閉めたら真っ暗だし見えないと思ったんでしょうけど
それ普通にセクハラですからね？」
「目覚めたら誰もいねえし怖かったんだよ！
スマホのライトで何とか居間までたどり着いたけどなんか暗いし…」
「俺か佐久間くんにだきつけばいいじゃないですか。」
「なんで野郎に抱き着かなきゃいけねえんだよ！」
その発言がセクハラではないだろうか、
まあ怖い気持ちはわかるけれど
キレながらそんなことを言われるとまた笑いそうになる。
しばらく言い合いは続きそうだし
いつも止めてくれる大介先輩はこんなに騒がしいのに寝ているし
この隙にシャワーを借りてこよう。
「呪いに熊にって、ろくなことないな…。」
先輩の地元にケチをつけるのはよくないとわかっているけど
まさかこんなことになるなんて思っていなくて
せっかくの夏季休暇が、どんどん恐ろしくなっている。
シャワーに打たれながら目を閉じると
あの白骨遺体を見つけた時の記憶がフラッシュバックして
頭を抱えその場にしゃがみ込んだ。
「生きて帰れるのかな…。」
家族に最後のラインでも送った方がいいだろうか
そうだった、ここは圏外だった。
まさに閉鎖空間ともいえる
あの有名なミステリー漫画にも負けないほどのこの状況。
逃げ出したい、もうバスに乗って帰ろう
きっとみんなも賛成してくれるだろう。
「Aちゃん大丈夫？
倒れたりしてない？」
浴室の扉の向こうに人影が見えて
慌てて立ち上がりシャワーを止める。
優しく声を掛けてくれたのは目黒先輩で
ただの後輩にこれだけ気を遣わせてしまって申し訳ない。
「大丈夫です、今出ようと思って。」
「そっか、良かった。
翔太くんからタオル貰ったからここ置いとくね
扇風機も回しとくから。」
圧倒的彼氏感、彼女になる人は心底羨ましい。
脱衣所に出ると置かれていたタオルを使い
みんなも入りたいだろうからと素早く居間に戻ると
寝癖で髪が爆発している大介先輩が上半身だけを起こしていた。
「大介先輩おはようございます。」
「おはよーん、汗やばいね。」
「シャワー浴びて来て下さい。」
「そうする。」
寝起きだからかぽわぽわとしている大介先輩は
ふらつく足取りで脱衣所に向かった。
ところであの2人は何処へ行ったのだろう
あの様子じゃ外には行かないだろうけど
家が広すぎるからどの部屋にいるのか全く見当がつかない。
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ぱぐたろう(プロフ) - そふらさん» 読んでいただきありがとうございます🤍そう言っていただけて嬉しいです！折り返し地点まで来ていよいよ最終章が近づいていますので、最後まで御付き合いいただければ嬉しいです🙇♀️ (2022年9月4日 19時) (
レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - なぁたさん» 前編読んでいただきありがとうございます🙇♀️暑さが吹っ飛ぶような内容になっていればと思います(肌寒くなってきましたが笑)楽しんでいただけて嬉しいです🤍最後までよろしくお願いします！ (2022年9月4日 19時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
そふら(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きが気になって頻繁にチェックしてしまう程面白くて最高な作品です！大変だと思いますが更新楽しみにしてます！ (2022年9月3日 2時) (レス) id: 8614b66f6c (このIDを非表示/違反報告)
なぁた(プロフ) - 作品更新嬉しいです！今回更新分の内容ずっと、うそでしょ、まって、こわい、しんどい状態でした。ドキドキさせてくれてありがとうございます。また楽しみに待ってます☺️ (2022年9月3日 2時) (レス) @page45 id: bf7a073558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぐたろう
| 作成日時：2022年8月11日 19時
