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「一応ミステリーサークルですよね？」
「そうだよ？」
「集まればお菓子食べて終わるだけ、
夏季休暇は遊びほうけて活動はなし。
おまけになんでミステリーサークルなのに
とんでもないビビりがメンバーってなんですか。」
「あぁ！？」
大介先輩との会話に割り込んできたかと思えば
大きな声を出したことでわずかに残っていた体力を使い果たし
窓の淵にもたれかかったまま顔を伏せた翔太先輩に
溜息をつきつつも団扇で首元を仰いだ。
「俺らもAちゃんみたいな入り方したからさ」
「はあ、」
「俺らがミステリーに興味あると思う？」
「そうは思いませんね。」
陽キャに部類される翔太先輩と
アニメ以外には何も興味がなさそうな大介先輩。
そして現在、集合時間に遅れている
一つ上の目黒先輩、そして何の変哲もない私。
性格もバラバラで接点もゼロだった私達は
ほぼ騙されたと言ってもいいほどに強制で加入させられた。
話しが合って、仲良くなれたからいいものの
もしこれで合わないメンバーがいたら最悪だっただろう。
「なんかそういう言い伝えとか
伝説がある場所に行くのは？
旅行かねて行けば楽しめるしそれに、」
大介先輩がそう言いかけた時、翔太先輩が勢いよく起き上がって
ニヤニヤしながら私の隣に腰を下ろした。
今の会話の何が彼のHPを回復させたのか
暑くて回らない頭を何とか動かし考えていると
翔太先輩はスマホを操作し
机の真ん中へ全員が画面を見られるよう差し出した。
「伊部子村？」
「俺の地元。」
「え、翔太先輩って江戸川区出身ですよね？」
「伊部古村って言っても何処ってなるじゃん
本当は小学校上がるまでこの村で生活してたんだけど
今も当時住んでた家がそのまま残ってんだよね。」
こんなことを言っていいのかわからないけれど
いかにも何かがありそうな、少し不気味な村の写真に
暑かったはずなのに少しだけ寒気がした。
「俺が大学卒業したら親はここに戻るつもりらしくてさ
定期的に様子見に行ってたらしいんだけど
最近は忙しくて中々行けてないから…」
「行けてないから？」
「この夏季休暇中に掃除行けって言われてて」
「手伝い要因ですか。」
自分が楽できるときだけは頭の回転が速くなるんだから。
でも翔太先輩の地元に内心興味はあるわけで
拒否しようという気持ちは湧いてこない。
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ぱぐたろう(プロフ) - そふらさん» 読んでいただきありがとうございます🤍そう言っていただけて嬉しいです！折り返し地点まで来ていよいよ最終章が近づいていますので、最後まで御付き合いいただければ嬉しいです🙇♀️ (2022年9月4日 19時) (
レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - なぁたさん» 前編読んでいただきありがとうございます🙇♀️暑さが吹っ飛ぶような内容になっていればと思います(肌寒くなってきましたが笑)楽しんでいただけて嬉しいです🤍最後までよろしくお願いします！ (2022年9月4日 19時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
そふら(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きが気になって頻繁にチェックしてしまう程面白くて最高な作品です！大変だと思いますが更新楽しみにしてます！ (2022年9月3日 2時) (レス) id: 8614b66f6c (このIDを非表示/違反報告)
なぁた(プロフ) - 作品更新嬉しいです！今回更新分の内容ずっと、うそでしょ、まって、こわい、しんどい状態でした。ドキドキさせてくれてありがとうございます。また楽しみに待ってます☺️ (2022年9月3日 2時) (レス) @page45 id: bf7a073558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぐたろう
| 作成日時：2022年8月11日 19時
