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＿Meguro side＿
「…行きますか。」
「そうだな。」
佐久間くんと目を合わせ力強く頷くと
目の前に立ちはだかる長い階段に足を踏み入れた。
動画は佐久間くんにスマホで撮ってもらっている。
俺は二人分のスコップを担ぎながら
ライトで足元を照らし慎重に登っていった。
「佐久間くん、怖くないんですか？」
「怖いけど…俺の責任だし。」
「ちょっと見直しました。」
「ええ、今更〜？」
呑気に笑う佐久間くんは
いつも以上に頼りがいのある横顔をしていて
怖気ずいていられないと腹を括ると
最期の一段を上り、白骨遺体を掘り起こした場所に立った。
「掘りますか、」
「ああああ！！！！」
スコップを振り上げた瞬間、男の叫び声が聞こえて
何事かと階段の方を振り返ると
どこぞの幽霊よりも恐ろしい顔をした翔太くんが駆け上がってきた。
「翔太くん？」
「お、おま、俺だけ置いてくなよ！」
「置いてくって…」
Aちゃんと祭りに行くはずだったのに
どうしてここに翔太くんだけが来たのか。
何が起きているのかわからず首を傾げると
ようやく呼吸が落ち着いたのか
額の汗を手の甲で拭き取りながら顔を上げた。
「…あれ、Aいねえの？」
「いないのって…一緒に居たんじゃ」
「俺が祭り行くの拒否したら出てったんだよ。
いつまでたっても来ねえし
祭り会場行って探してもいねえし
ついて行きたがってたからこっちに来たのかと…」
冷や汗が背中を伝い
暑いはずなのに体が震えた。
一体Aちゃんは何処へ行ってしまったんだ
ここにも来ていないし祭りにもいなかった。
翔太くんと入れ違いで家に戻ったのか？
それとも…
「やっぱりここにいた。」
俺らの誰でもない、Aちゃんでもない声が聞こえて
三人顔を見合わせた後振り返った。
「呪いはないって言ったじゃん。」
「深澤さん、」
「それなのにここに来るって
…外の人間が何の用？」
深澤さんは俺達にゆっくり近づいてくる。
体が固まって動けない中
彼は死んだ目で口角だけを不気味に上げた。
「そこに埋まってる骨に用事があるのかな？」
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ぱぐたろう(プロフ) - そふらさん» 読んでいただきありがとうございます🤍そう言っていただけて嬉しいです！折り返し地点まで来ていよいよ最終章が近づいていますので、最後まで御付き合いいただければ嬉しいです🙇♀️ (2022年9月4日 19時) (
レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - なぁたさん» 前編読んでいただきありがとうございます🙇♀️暑さが吹っ飛ぶような内容になっていればと思います(肌寒くなってきましたが笑)楽しんでいただけて嬉しいです🤍最後までよろしくお願いします！ (2022年9月4日 19時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
そふら(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きが気になって頻繁にチェックしてしまう程面白くて最高な作品です！大変だと思いますが更新楽しみにしてます！ (2022年9月3日 2時) (レス) id: 8614b66f6c (このIDを非表示/違反報告)
なぁた(プロフ) - 作品更新嬉しいです！今回更新分の内容ずっと、うそでしょ、まって、こわい、しんどい状態でした。ドキドキさせてくれてありがとうございます。また楽しみに待ってます☺️ (2022年9月3日 2時) (レス) @page45 id: bf7a073558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぐたろう
| 作成日時：2022年8月11日 19時
