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「行かないほうがいいっていうのは
あそこってそういう言い伝えがあるから
上に神社みたいなのがあるんだけど誰も手入れしないんだよね。」
「…、」
「かなり神殿も古いし
崩壊する可能性もあるから危ないっていうのと」
ラウくんは食べ終えたかき氷の器をごみ箱に捨てると
何やら意味深な表情を浮かべて黙り込む。
そんな姿を見て気にならないわけはなく
頭の中は疑問でいっぱいだ。
「上京せず残ってる若者は、信じてない人が多いけど
閉鎖的な環境でずっと生活してる年配の人たちは
ずっと呪いの事を信じて怯えてるんだ。」
「…。」
「あの人たち短気だし、
あそこに立ち入った事がバレたら
面倒くさいことになると思う。」
やっぱりそうなんだ
安心も束の間、再び恐ろしさが押し寄せてくる。
もし本当に私たちの考えが当たっていたとしたら
私達もあの白骨死体と同じ未来を辿るのだろうか。
「でも、あそこに入らなければみんな優しい人だから！
ここにはいつまでいるの？」
「今週いっぱいはいるよ。」
「じゃあさ、もしよければお祭り行かない？」
お店に貼られているポスターを指さし
ラウくんは目を輝かせる。
あまりにも綺麗な瞳で見つめてくるから
何度も首を縦に振ると、花が咲いたように満面の笑みを浮かべた。
「約束ね！
そうだ、もしよかったら町の案内させてよ
さっき何処か探してたんでしょ？」
「そうだった、」
「ふらついてたから心配で声かけたんだけど
やっぱり道とかわかってなかったんだ。
狭いけど道が入り組んでて複雑だから
俺で良ければ案内するよ。」
今は厚意に甘えよう、
道を覚えていた方が万が一の時、役に立つかもしれない。
逃げ道を確保するためにもと案内をしてもらう約束をすると
一度帰って先輩達にも話をすると伝えて
もと来た道を戻るため、再び日が照り付ける道へと出た。
「送ってもらっちゃってごめんね。」
「気にしないで。」
ラウくんなら、
あの呪いの言い伝えを信じていない彼なら
私達の味方になってくれるかもしれない。
昨日の事を伝えようと口を開いた瞬間
後ろから大きな声で名前を呼ばれた。
「A！
緊急事態、佐久間が高熱出して倒れた！」
そこにいたのは翔太先輩と目黒先輩で
肩で息をしながら言い放った言葉に
体が固まって、動けなくなった。
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ぱぐたろう(プロフ) - そふらさん» 読んでいただきありがとうございます🤍そう言っていただけて嬉しいです！折り返し地点まで来ていよいよ最終章が近づいていますので、最後まで御付き合いいただければ嬉しいです🙇♀️ (2022年9月4日 19時) (
レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - なぁたさん» 前編読んでいただきありがとうございます🙇♀️暑さが吹っ飛ぶような内容になっていればと思います(肌寒くなってきましたが笑)楽しんでいただけて嬉しいです🤍最後までよろしくお願いします！ (2022年9月4日 19時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
そふら(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きが気になって頻繁にチェックしてしまう程面白くて最高な作品です！大変だと思いますが更新楽しみにしてます！ (2022年9月3日 2時) (レス) id: 8614b66f6c (このIDを非表示/違反報告)
なぁた(プロフ) - 作品更新嬉しいです！今回更新分の内容ずっと、うそでしょ、まって、こわい、しんどい状態でした。ドキドキさせてくれてありがとうございます。また楽しみに待ってます☺️ (2022年9月3日 2時) (レス) @page45 id: bf7a073558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぐたろう
| 作成日時：2022年8月11日 19時
