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＿you side＿
「ついにAもこっち側の人間になったか…。」
「まだ離婚してないから違う。」
「いやもう離婚一択でしょ！」
照くんが辰哉をしばらく預かると言ってくれて
少し冷静になろうとベッドに寝転ぶと
高校時代からの親友達に飲みに誘われた。
いつもの居酒屋へ行くと
案の定私の顔色を見て何かあったと察されてしまって
素直に白状すると笑い飛ばされてしまった。
「でも、なんか気分が軽くなった。」
「そう？」
「2人のおかげだよ、笑い飛ばしてくれた方が精神的に…」
「まあ私ら経験者だから。」
そう言ってビールを一気飲みするのは
つい最近バツ2となった美嘉で
私の事なのに離婚一択だと一番キレているのは
今まさに離婚調停真っ最中の香織。
二人だからこそ私の話を笑い飛ばせるわけで
この空間が心地よく、悩んでいたのがばかばかしく感じた。
「なんで一か月も猶予あげたの？」
「ちょっとね。」
「え、まさかまだ信じてるとか！？」
「それはない、
生理的に無理だし触られたら吐く自信ある。」
そう答える私を美嘉はまた笑い飛ばして
枝豆を頬張ると店員さんを呼び止めた。
香織は未だに私に代わって怒ってくれているし
まさにカオスともいえる。
「今日は荒れてるね。」
「そうなの舘ちゃん！
この子がさ〜、」
「美嘉ちょっと酔い過ぎ…、
宮舘くんごめんね？」
このお店は高校の同級生である宮舘くんが
一人で立ち上げた居酒屋で
数年前に偶然ここに立ち寄って以来話すようになり
学生時代よりも仲良くなった。
「この子浮気されたの、
しかも生意気に言い訳してきたらしくて！」
「香織も一回お水飲もう、ね？」
「お水持ってくるね。」
宮舘くんはお水の替えを持って来てくれて
それを二人の飲ませると自然と溜息が出た。
そんなこんなで時間は過ぎていき
いつの間にか営業時間は過ぎていて
酔いつぶれた二人を何とかタクシーに押し込むと
後ろから肩をつつかれた。
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aggy(プロフ) - はじめまして！ぱぐたろうさんのお話を読ませて頂き、めっちゃハマって過去作品読ませてもらってました！めちゃくちゃ面白いです！個人的に何故かしょっぴーとのやり取りがツボでした。続編とほかの作品も読ませて頂きますね(^^) (2022年5月1日 18時) (
レス) @page43 id: b193afbce1 (このIDを非表示/違反報告)
綾音(プロフ) - はじめまして！電車の中で読んでしまって、苦しくて危うく大号泣してしまうところでした(笑)続編もしっかり読みます！！ (2021年7月16日 15時) (レス) id: e120810d5e (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - ふさん» 頑張りますのでよろしくお願いします！ (2021年7月3日 21時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - ひなこさん» ありがとうございます！とても嬉しいです！ (2021年7月3日 21時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - 美桜さん» ありがとう！ええ！そんな夢を笑 (2021年7月3日 21時) (レス) id: 7ae9714678 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぐたろう
| 作成日時：2021年6月28日 18時
