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＿abe side＿
「もー、バレてたなら言うてやー！！」
「いやふつう分かるだろ。」
午後からは俺も康二も授業がなくて
職員室で食べ損ねていた昼食を食べながら
配布するプリントの最終確認をしていた。
「恥かいたわ、んもぅ！！」
「まあそう怒るなって。」
「あ、もう！
ふっかさんの顔のせいでバレてんで？」
「ちげぇよ！！」
またほかの職員がこっちを見て呆れている。
視線が痛くて作業に集中すると
ふっかが空いていた椅子を持ってきて俺らの間に座った。
「今日話してみた感じ
嫌なことされてなさそうだし、大丈夫そうじゃない？」
「俺もここ数日、授業中とか休み時間とか
昼休みなんかずっとあそこで見てたけど
特に心配することもなさそうなんよな…。」
「え、ダグトリオの真似してたんじゃないの？」
「なんやそれ。」
「知らねぇの？ポケモンの…
一人足りねぇから手伝ってやろうと思って
今日隣に並んだんだけど。」
こいつらはゲームを通してしか物事を考えられないのか。
ついていけなくて、本日何度目かのため息が出た。
いくら探しても出てこない真相
近づくにはどうすればいいのか、もう手立てがない。
「やっぱり所詮は噂なんじゃない？」
「そうなんかな…。」
二人は腕を組んで同じポーズをとると
考えているのか唸り声をあげている。
所詮噂だとしても、
宮舘Aが飛び出したのは事実で
その原因を明らかにしないと
上も黙っていないだろうし、この騒動は収まらない。
「てかさ。」
ふっかが何かを思いついたように右手を上げた。
「まずその噂流したの誰？」
「ああ、第一発見者の…」
「それは、自分から飛び込んだっていう
事実を言いふらした奴だろ？
その原因がいじめなんじゃないかって言いだしたのは？」
康二と俺は顔を見合わせた。
言われてみればそうだ、
これだけの噂を流行らせたのに
その張本人が誰なのかは検討もつかなかった。
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まいちゅん(プロフ) - ぱぐたろうさんの世界観が好きです。 (2021年1月25日 0時) (
レス) id: 3613c412bc (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます！うれしいです、励みになります。今日からまた更新しますので是非見てください(^▽^) (2021年1月21日 19時) (レス) id: 182e74d2ca (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - りささん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！そう言っていただけるとすごくうれしいです！りささんもお体ご自愛下さい、更新頑張ります(^^) (2021年1月21日 19時) (レス) id: 182e74d2ca (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - Roseさん» ありがとうございます、励みになります！Roseさんもお体お気をつけてください!(^^)! (2021年1月21日 18時) (レス) id: 182e74d2ca (このIDを非表示/違反報告)
ぱぐたろう(プロフ) - しおさん» ありがとうございます！本日更新しますので是非見てください(^^)無事に楽しめました！ (2021年1月21日 18時) (レス) id: 182e74d2ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱぐたろう
| 作成日時：2021年1月13日 20時
