38 後日談�� 1/2 ページ39
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「勉強！」
「教えてくれええー！」
東京遠征前。
試験で赤点を回避しないと遠征に行けないという事実に直面して、私と力を頼ってきたのはもちろん２年の問題児ふたり。
2人なしでは遠征で烏野の実力は発揮できないし、私たちとしても回避させねば…！
そういうわけで、
部活の前後、休みの日など空いた時間を見つけては皆で学習会を開いていた。
得意分野と苦手分野を互いに補ってきたこの赤点回避のための勉強会もいよいよ終盤！
今日の勉強場所は西谷の家。
集合時間の少し前に着いた私は少し緊張しながら家のチャイムを鳴らす。
みんな来るはずだし、こんな緊張することないんだろうけど…。
「おっ、A！入れ入れ！」
「お、お邪魔します」
今日のノヤは完全オフなのか、髪を降ろしていた。
なんか、もう、このオフ姿、幼く見えるのに格好良いという、ギャップがたまらなく好き。
案内されて部屋に入る。
実は西谷のお家に入るのは初めてだったりする。
「あれ、私が一番乗り？」
「あー…、それが……」
「？」
・・・
「ま、まじかぁぁ…！」
聞くところによると、
木下と成田は所用で急遽お休みを。
力は家の手伝いによる遅刻、
田中は冴子お姉さんの使いっ走りによる遅刻ということで…
つまり、
「だから、そのー、なんだ。…よろしく頼むっ！」
実質ふたりだけ…！？
いや別に私たちやましい関係でもないし、堂々としててもいいんだろうけど…
(完全におうちデートじゃん…！)
い、いやいや、いやいやいやいや。
勉強教えに来ただけだから！
特に何かあるわけじゃないから！
てか、真面目に勉強しようとしてる西谷に失礼だぞ私！
でも…
「………A？」
「…え、あ、いや！な、何！？」
声が裏返った。最強に恥ずかしい。
「………もしかして、緊張してんのか？」
「う…」
即座に図星をつかれて言い淀む。
「はぁーっ……」
大きく息をついた西谷。
私の不真面目な態度を見て呆れたかな。
そう思っていたのに、
「お前にそう意識されると、こっちも冷静でいられねーっつーか…、ずりーぞっ！」
「え、ちょっ…！うわあっ！？」
そう言い放たれた瞬間、
気づいたら私は西谷の腕の中にいた。
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紗久(プロフ) - 皆さま感想ありがとうございます(*^^*) (12月27日 0時) (
レス) id: 905197e408 (このIDを非表示/違反報告)
ハルジオン - ノヤさんの夢小説の中で1番面白かったです♪ (2021年7月19日 16時) (レス) id: 03dceca1e6 (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆ - もうオフノヤは普通に天使だと思う。異論は認めません。 (2020年7月31日 5時) (レス) id: f773b15172 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈 - めっちゃ、ドキドキしました！ノヤさん好きだ〜 (2020年7月8日 15時) (レス) id: c8962603e4 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - ノヤっさんとあんな恋がしたいーー！ (2020年3月22日 1時) (レス) id: 9bef0a6234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗久 | 作成日時：2018年8月11日 0時
