11 信じてる ページ12
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全体に武田先生から烏養コーチの紹介があって、練習試合が行われることが知らされた。
相手は町内会チーム。
セッターとリベロが不足とのことで、うちからスガさんと西谷が出されることになった。
それだけでも緊張してしまうのに、
偶然部活に顔を出そうとしていた旭さんが成り行きで同じ町内会チームとして参加することになったのだ。
不安を顔に出さないようにしていたけれど、バレたのか伝わってしまったのか、町内会チーム側の得点係だった潔子さんが私と代わってくれた。
そこまで気を回してくれる潔子さんには頭が上がらない…
慌ただしい体育館で準備をしていると、通りすがりのスガさんが、
「俺たちの得点入れてくれるんだろ？じゃあ同じチームだなっ、よろしく！」
と声をかけてくれた。
すぐに私の緊張を和らげようとしてくれているのがわかった。
緊張しているのは試合に出る皆の方なのに、
サポートする側の私が気遣われてどうする！
「はいっ！」と気を引き締めて言葉を返すと、菅原さんは笑顔で応えた。
そして、いよいよ試合が始まる…
「……旭さん、戻ってきたね」
「…ああ」
いつもよりも真剣な顔。
言葉少なで集中していることがわかる。
「見ていてくれ」
「うん、ちゃんと見てるからね」
静かに深呼吸をした西谷は顔を上げた私に言った。
「よしっ、行ってくるっ！」
口の端をきゅっと上げて見せた表情。
いつも試合前に見せてくれる頼もしい顔。
「行ってらっしゃい！」
応えるように私の頭にぽんと手を乗せた後、チームメイトの元へ駆けて行った。
頑張って、と言わずとも気持ちは伝わってるよね。
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紗久(プロフ) - 皆さま感想ありがとうございます(*^^*) (12月27日 0時) (
レス) id: 905197e408 (このIDを非表示/違反報告)
ハルジオン - ノヤさんの夢小説の中で1番面白かったです♪ (2021年7月19日 16時) (レス) id: 03dceca1e6 (このIDを非表示/違反報告)
しょうゆ - もうオフノヤは普通に天使だと思う。異論は認めません。 (2020年7月31日 5時) (レス) id: f773b15172 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈 - めっちゃ、ドキドキしました！ノヤさん好きだ〜 (2020年7月8日 15時) (レス) id: c8962603e4 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - ノヤっさんとあんな恋がしたいーー！ (2020年3月22日 1時) (レス) id: 9bef0a6234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗久 | 作成日時：2018年8月11日 0時
