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33話 ページ35



起床時間になった。

私の朝の機嫌はここぞとばかりに悪い。

それは合宿だからとかではなく、朝が嫌いだからだ。

部屋にマイカの姿はない。

なんで誰も注意しないのか謎だけど。

私は朝の支度をしようと洗面所へ向かった。

マイカ「あ、木羽さん、おはよ」

そこにはマイカがいた。

どうやら化粧の途中のようだ。

くるす「おはよう、はやいね」

マイカ「まあね、早く起きないとメイクできないし」

くるす「今日のメイク、濃いね。なんか」

マイカ「学校でのメイクが薄いだけ。いつもマイカはこんな感じだよ」

くるす「ふーん」

マイカ「木羽さんはメイクとかしないの?」

くるす「するよ?私、コスメ集めんの趣味だし」

マイカ「ふーん、なんか意外。いつもナチュラルメイクだから最低限しかしないのかと思ってた」

くるす「学校のときはね」

マイカ「まあ、そうだよねー」

マイカは「よいしょ」といいながらビューラーでまつげをあげた。

マイカ「あんたさ、昨日英になんか言ったの?」

くるす「なんで?」

マイカ「英が半泣きになりながら部屋に戻ってきてずっと布団にこもってたから」

くるす「体調不良じゃないの?」

マイカ「嘘、あんたがなんかしたんでしょ。まさか手出したの?」

くるす「まさか」

マイカ「言いふらさないから言ってみなさいよ」

くるす「好きだから付き合って欲しいって言われた。そんで私部活やめるし及川さん怖いからそれは無理って言った。それだけ」

マイカ「英可愛そ。てかあんた部活やめるんだ?」

くるす「そのほうが阿部さんにとってもいいんじゃないの?」

マイカ「まあね」

パチンとアイシャドウのパレットの蓋を占めると、マイカは「じゃあ先、食堂行くからあんたも早く来なさいよ」と言い、洗面所をあとにした。

くるす「あのアイシャドウは男ウケ悪いでしょ」

私はボソリと独り言を呟きながら朝の支度を終わらせた。

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イナフ(プロフ) - とうふになりたいソボロゴハンさん» そう言って貰えてすごく嬉しいです!はい、頑張ります! (2017年4月8日 6時) (レス) id: d6a82f5fe9 (このIDを非表示/違反報告)
とうふになりたいソボロゴハン - すごく面白いです!更新頑張ってください!! (2017年4月8日 6時) (レス) id: 821c3e2849 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イナフ | 作成日時:2017年3月9日 23時

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