27話 ページ29
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国見｢金田一が…ですか…｣
くるす｢うん、だからごめん…｣
国見｢そうですか｣
くるす｢付き合わなくても、私は国見のいうことなら何でも聞くよ…私でよければなんだけど…｣
国見｢え、それどういう意味ですか｣
くるす｢私さ、誰かに好かれるって今までなかったから。だからせっかく好きだって言ってくれた子に嫌われたくないから…付き合うことは出来ないけど、私のこと好きに使ってくれていいから｣
国見｢発言には気をつけてください…いいですよ。別にそういうやましい気持ちとか無いですから｣
国見は疲れたのか近くにあるベンチに腰をかけた。
くるす｢みんなの所、行かなくていいの｣
国見｢振られた後にあんな男だらけで下ネタしか言わないような集団に入る気になりませんよ｣
くるす｢そう｣
国見｢先輩の部屋、行っちゃダメですか？阿部さんもいないし｣
くるす｢来たって何もないよ｣
国見｢先輩がいます｣
くるす｢まあ、一応男子寮だから来れないことはないけど…｣
国見｢けど？｣
くるす｢及川さんたちにバレたらあとがめんどくさい｣
国見｢大丈夫です。誰にも言いませんし、言い訳ならいくらでも付けれます。それにさっき俺の言うこと聞くって言いました｣
くるす｢それはそうだけど…｣
国見｢バレたら全部俺が責任とりますよ｣
くるす｢そんなにしてまで行きたい？｣
国見｢先輩ともっと話したいです。ここじゃ他の人に見られちゃうかも知れませんし。特に深い理由はないですけど、先輩とふたりきりになりたいんです。｣
くるす｢なら行こ｣
私はそれだけ言うと無言で部屋に向かって歩いた。
国見も無言でついてきた。
部屋につくと電気をつけて部屋に入った。
マイカはもう既に布団を敷いてあって、男子が来るなんて予想もしていなかったものだから、
下着を含めた脱いだ服やタオルといったものがマイカの布団付近に散乱していた。
私は軽くそれらを片付けると、国見に｢入って｣と誘導した。
くるす｢ごめん、私まだ布団敷いてないからその辺に座ってて｣
国見｢なら手伝います｣
そう言って国見は私が持っていた布団の反対側を持ち、布団を敷くのを手伝ってくれた。
国見｢この部屋広いですね｣
くるす｢まあ、マイカとふたりだしね…｣
国見｢俺、今日ここで寝たいな〜｣
国見は敷いたばかりの布団に寝っ転がりながら言った。
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イナフ(プロフ) - とうふになりたいソボロゴハンさん» そう言って貰えてすごく嬉しいです！はい、頑張ります！ (2017年4月8日 6時) (
レス) id: d6a82f5fe9 (このIDを非表示/違反報告)
とうふになりたいソボロゴハン - すごく面白いです！更新頑張ってください！！ (2017年4月8日 6時) (レス) id: 821c3e2849 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イナフ | 作成日時：2017年3月9日 23時
