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11話 ページ13

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ドリンクを作り終え、ボトルをカゴに入れて体育館へ運ぶ。

入口まで行くと、「お疲れ!あとはマイカがしとくね」と、

マイカが勝手に持っていって配ってくれる。

ドリンクを届け終えたら次はユニホームだとかゼッケンだとかタオルだとか、

洗濯をしなくちゃいけない。

いつも通り音楽を大音量で流しながら作業を進めていた。

その時だった。

後ろから誰かが私の肩をがっしりと掴み、

私の耳からイヤホンの片方を引っ張り外した。

岩泉「おい、聞いてんのか!集合だっつてんだろ!」

耳元でいきなり大声で叫ぶものだから、私の体はビクリとわかりやすく反応した。

私の肩を掴んでいたのは、岩泉さんだったようだ。

しかも、その怒り気味の口調と言葉からしたら、

何度も私を読んでいたのに、私が一向に返事をしなかったからイライラしていたようだ。

岩泉「お前、音楽聞くのはいいけどな、周りの声は拾える音量にしとけよ」

くるす「すみません」

岩泉「集合がかかっている。それしまってから体育館こいよ」

くるす「はい」

私がスマホをポケットからだし、カバンにしまい、岩泉さんの後を追うように体育館へ入った。

及川「やっときた〜、ちょっと遅いよ!」

くるす「すみません」

岩泉「連れてきたんだし、早く始めろ」

及川「岩ちゃんもそんなカリカリしないでよ〜…わかったわかった、始めるからそのこぶしをおろして!」

なに、私はこんなコント見せられるためにここに連れてこられたわけ。

及川「本題に移るね、急きょ明日から合同合宿をすることになりました。」

花巻「うわ、まじか…明日、DVDの返却日なのに」

松川「インターハイも近いのに?どこと」

及川「…白鳥沢」

何故か空気が重くなった。

一瞬、誰も喋らなかったのだ。

まあ、無理もない。

昨年のインターハイや春高でもズタボロにやられているから。

昨年のインターハイは私は客席での観戦だったけど、そりゃもうすごかったよ。

絶対王者って感じ。

それから練習試合もしてるし、合同合宿だって初めてじゃないけど、青城が白鳥沢からセットとったのなんて、

白鳥沢のレギュラーが体調不良で何人か抜けた時ぐらいだったね。

そんな相手となんでこんな時期に。

向こうだってウチなんかよりもっと強い大学生とかと練習した方がいいだろうに。

及川「白鳥沢の監督が…県内で白鳥沢の次に強い高校はウチだからって…なめやがって…」

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イナフ(プロフ) - とうふになりたいソボロゴハンさん» そう言って貰えてすごく嬉しいです!はい、頑張ります! (2017年4月8日 6時) (レス) id: d6a82f5fe9 (このIDを非表示/違反報告)
とうふになりたいソボロゴハン - すごく面白いです!更新頑張ってください!! (2017年4月8日 6時) (レス) id: 821c3e2849 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イナフ | 作成日時:2017年3月9日 23時

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