第八夜〜黒猫と用心棒〜 ページ1
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豪炎寺「俺は…稲森明日人が怪しいと思う」
豪炎寺さんは俺の耳元で小さくそう呟いた。
稲森「…は？なにいってるんですか？俺は黒猫だって何度も言ってるじゃないですか。確かにカードゲームでの黒猫は人狼側ですよ？でもこのゲームに置いての黒猫は絶対に吊ることを避けるべき対象でしょ！？だって、人狼じゃない人が一人道連れになるんですよ！？俺が吊られた時点で人狼1人、村人2人になって村人の負けが確定します」
豪炎寺「お前が本物の黒猫ならな？試しにつってみるか？」
稲森「死にたいんですか！？」
豪炎寺「俺と円堂は白が確定している。ちなみにお前が黒出しした岩戸もほぼ白に近い、わだから吊るとしたらお前か万作なんだよ」
稲森「なんで円堂さんが白確定なんですか？預言者に占われたわけでもないのに！」
豪炎寺「今回のゲームで預言者は役に立たなかった。霊媒師が最初から居なくて本物かどうか証拠がなかったからな…人狼のお前に言うのもあれだが…」
稲森「だから俺は人狼じゃないですって…」
豪炎寺「狩人なんだ…円堂は」
稲森「は…？」
豪炎寺「狩人なんだって…本人から聞いた。まだ生きてたんだよ、狩人」
稲森「…」
豪炎寺「なんだ、円堂を襲撃する決心でもしたか？」
稲森「違います…ただ…なんで人狼だと思う相手にそんなことが言えるのかなって…もし仮に俺が人狼なら円堂さん襲撃されることになるのに…」
豪炎寺「生き残りたいんだ…俺は」
稲森「自分が良ければそれでいいんですか？」
豪炎寺「人間誰しもそういうものだろう？俺はお前らが思ってるほどいい人じゃない」
稲森「見損ないました」
俺はそれだけ言い残し部屋を出た。
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みかん - 更新ありがとうございます！そろそろクライマックス…楽しみです！ (2020年7月26日 13時) (
レス) id: bf6a1f42f6 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん - 更新ありがとう！ (2020年7月18日 12時) (レス) id: 447f68f28a (このIDを非表示/違反報告)
ハリネズミ - ずっと待ってたので更新とっても嬉しいです！めちゃ面白いです！続き待ってます! (2020年7月10日 16時) (レス) id: b9625fbcc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シトロン | 作成日時：2020年7月6日 11時
