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やまだりょうすけというおとこ ページ38
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涼介「Aちゃんは大ちゃんのこと嫌いじゃないんでしょ？」
「全然！！有岡くんはすっごくいい人だし、誰にでも優しいもん。嫌いなんか有り得ないよ！」
涼介「でしょ？大ちゃんはAちゃんのそういう所を好きになったんだよ」
「そういう所、？」
涼介「うん、そういう所だよ(笑)きっと知念もね」
やまだくんがニコって笑うからなんとなくそんなような気がする。凄いなあやっぱり。
「この前のスイーツ代返すよ！」
涼介「あ、それは大丈夫。元々奢る予定だったし(笑)」
「ええ、でも凄い高いやつ頼んじゃったし…」
涼介「俺、実はバイトしてんだよね」
「えっ！」
うちの学校はバイト禁止なのに、やまだくんってやっぱりちょっとやんちゃ。
涼介「秘密だよ？」
「う、うん」
もしバレたら退学なのに、凄いなあ。私
も生活費のためにバイトしたいんだけどお兄ちゃんが全力で止めたんだよね。
涼介「いのーせんぱい、凄いよね」
「過保護っていうか…なんていうか、」
涼介「んーまあ、Aちゃんが可愛いからだよ」
「またそうやって…(笑)みんなからかいすぎ！」
涼介「本気で言ってるよ？」
「えっ」
やまだくんの目が私を捉しっかりえて揺れている。
ああもうドキドキてきた。
涼介「かーわいっ」
「ほらー！からかってる！！」
涼介「ふふ早く行こー知念が待ってるよ？」
ケロッとした顔で言うからやまだりょうすけと言う男は罪が重い。
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作者名：もち。 | 作成日時：2019年7月14日 22時
