おともだち ページ36
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「別に良きお友達、って答えたよ？」
大貴「ふふ、そっかあそうだよね」
「うん、？」
大貴「やっぱりかー」
どこか納得したように頷く有岡くん
なにがやっぱり、？
大貴「Aちゃんは知念のこと好き？」
「え？うーんまあ、好きだけど別にそういうんじゃなくて…」
大貴「じゃあまだ俺にも可能性あるか」
「可能性、？」
大貴「俺も、知念に負けないくらいAちゃんのこと好きだよ。」
「……え？？」
なんの話してるの？これ、私の話？
好きって、そういう好き…なの？
大貴「罰ゲームとかノリとかじゃないから。」
「え、ちょ待っ、」
走ってっちゃったけどいろんな事がおきすぎてどこから突っ込んでいいのかわかんない。
有岡くんが行っちゃったあと、友達が戻ってきてどうだった？なんて聞かれたけど
言えないよね、
「なんでもないよ？ただのお話」
『なーんだ、有岡も意気地無し』
『せっかく知念くんいないなら言うチャンスじゃんね？』
友達の会話が思えば思うほど有岡くんが私を好きだと言ってるように聞こえちゃう。
言うチャンス、ってもうそれって……ああ私なんで今まで気づかなかったんだろう。
自分のあほ具合にため息が出る。
『A、1人で帰れる？』
「帰れるよ！」
『信号渡る時は気をつけるんだよ？』
「わかってる(笑)」
『私なんで今日に限って部活なのよー、』
「しょうがないよ、がんばって？」
『A〜〜！！！』
私が久しぶり(ほぼ初めて)に1人で帰るからって心配性なおともだちは何度も大丈夫？って聞いてくる
これでも私高校二年生ですからね！
『今でも男達がAと帰れるチャンス狙ってんだから』
「なにそれ(笑)」
『知念くんいないからね〜今日は絶好のチャンスよ』
？「Aちゃん」
『ほらきた』
「え？やまだくん、？」
涼介「一緒に帰らない？」
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作者名：もち。 | 作成日時：2019年7月14日 22時
