もうひとり ページ14
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『誰がまとめんの下手だってー？』
「わ、宏太くん！！久しぶりだね！！！」
振り向けばここの高校のジャージ姿の宏太くん。
お兄ちゃんと光くんは大爆笑中で、周りの人はちょっと驚いてるみたい。笑
「宏太くん相変わらずだね(笑)」
宏太「これがいちばん楽なんだよ、」
ふにゃあって笑うその笑顔は何も変わってなくて安心した。宏太くんは宏太くんだもんね。
お兄ちゃんと一緒に課題やるために小学校の時から毎日のように光くんと宏太くんで、お家に遊びに来てたけどずっと変な格好してた(笑)
宏太「Aその足どうした？」
「あー、ちょっと捻挫？」
宏太「は？大丈夫なの？立ってんのしんどくない？」
「うん、全然大丈夫。心配し過ぎ(笑)」
宏太くんもお兄ちゃんに似てちょっと過保護なところがあったりする。
いつまでも小さい頃の私のイメージが抜けないみたい。ほんとの妹って思われてるからね
宏太「昔は『こうたくんとけっこんする』なんて言ってたのに〜」
光「え、俺もそれ言われたことある」
慧「え！お兄ちゃんとじゃないの！？」
「……そうだっけ、？」
3人で変な言い争いをしてるけど、私誰とも結婚する気ないし覚えてすらもない(笑)
侑李「あ、Aこんな所にいたの」
「もう時間？」
侑李「とっくに過ぎてるのに全然来ないから」
「うっそ！やば！お兄ちゃんたちばいばい！！」
急いで戻ろうと侑李の手を引こうとするけど今度は侑李が何故か停止。
「……侑李、？」
侑李「ごめん、Aと結婚するの僕だから」
「はっ？」
慧「え？」
光「え……」
宏太「ふーん。知念ついにモノにしたのか！！」
宏太くんは何故か納得してる様子でお兄ちゃんと光くんは口がぽかん。
侑李「まあまだ返事もらってないけどね」
慧「俺は許さん！知念にはもったいない！！」
侑李「なにそれ〜僕とAじゃお似合いすぎるでしょ(笑)」
慧「兄の許可がないので結婚は認めません。」
侑李の冗談にムキになってるお兄ちゃんが面白い。
光くん、宏太くん、侑李の順番で7階さんだからまるで兄弟のよう。
そこから変な茶番が始まって、戻る時間がもっと遅くなりました。
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作者名：もち。 | 作成日時：2019年7月14日 22時
