しゃしんたいかい ページ16
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『Aちゃん、写真撮ろー！』
体育祭終わり、校庭でみんなでワイワイ写真撮ってる中一際目立ってる黄金時代の3人。
「うわあ、行列出来てる」
『私服姿レアだからね〜薮先輩は別だけど(笑)』
「侑李も写真撮ってきなよ」
侑李「別にA以外の女との写真とかいらない。てか、Aが変な男に連れてかれないように見張っとかなきゃ」
「連れていかれないわ(笑)」
侑李は私の近くにずっといて、私と女友達が写真を撮ってるのを眺めてる。
やっぱり変な趣味持ってるのかも(笑)
『Aちゃん、知念くんにさ〜〜って言って？』
「え？なにそれ(笑)」
『いいから言ってみて！』
友達に耳打ちされて、よくわかんないけど実行してみる
「侑李〜」
侑李「なに？」
「私、みんなと仲良く写真撮る人が好きだなあ〜」
侑李「え、何急に」
「や、別に？(笑)」
笑って誤魔化したけど、意味わかんないんだけどこれなんの遊び？？？
侑李をチラッと見ると何かを見つけてすぐ女の子たちのところに走って行った。
「？？なにしてんだろ？」
『ふふ、わかりやすーい』
『有岡くん見て焦ったんだね〜』
友達は何やら楽しそうだけどよくわからない。
有岡くんを探せばこちらも結構な列が出来てて
「うちの学校って女の子多いなあ」
『Aちゃん！！』
『Aちゃん写真撮ろ！！』
『伊野尾！写真撮らせて！』
「え、あ、うん！」
私もたくさんの友達に声を掛けられて、いろんな人と写真を撮った。
『やっぱりかわいい〜、ね、彼氏とかいないの？』
「いないですよ！(笑)」
『俺狙っちゃおっかなあ〜』
ちょっとチャラめのひとつうえの先輩。
話したことないし、名前も知らないんだけどまあイケメンな方、？
お兄ちゃんたちに比べたらそうでもないのかなあ
『ね？聞いてる？？今度デート行こうよ』
「へっ？え、ちょっ、」
いきなり肩を組まれて拒めない状態。
近くにいたはずの友達も今は遠くにいて、嘘でしょなにこの状況。
『いいでしょー？彼氏いないんでしょ？？』
怖くて怖くてぎゅっと目をつぶった時、聞きなれた声にホッと安堵した。
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作者名：もち。 | 作成日時：2019年7月14日 22時
