がっこう ページ2
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次の日、いつもよりちょっと早い時間に家を出てロビーに出ると既にいる侑李。
侑李「やっぱり」
「なんで、」
家を早く出た理由。それは侑李を避けるためだったのにこれじゃあ意味ないじゃんか。
じゃ、行こっかっていつもと変わらない朝の侑李。
侑李「Aのことだから気まずくなって早く家出るかなって」
「……なんでわかるの、」
侑李「好きだから？」
「は、」
平然と”好き”って言葉言うから固まってしまう。
ああ、恥ずかしい。なんなのこの人。
侑李「ん？なに？昨日言ったよね忘れたの？」
「わ、忘れるわけないじゃんか」
侑李「早くAも僕のこと好きになってよね」
ニカッて笑うから恥ずかしくて目を逸らした。
ああもう調子狂うな、キャラじゃない。
『Aちゃんおはよー』
『ねえ、昨日のテレビみた？』
『A！ここわかんないから教えてー』
学校に着けば他の子から話しかけられるから侑李のことは少し忘れられた。
と言っても同じクラスなんだけど。
『知念くんとAちゃんほんとお似合いだよねーなんで付き合わないの？』
「へっ！？あ、えー、侑李はただの幼馴染…だからさ、ほらそういうのじゃないし？」
『もったいなーい』
いつもならこんな話題が来てもへらへら笑って過ごすのに、昨日のことがあってしどろもどろになってしまう。
変に勘づかれないように取り繕うけどここでいちばん絡みたくない奴が私たちの話に割り込む。
侑李「僕は、Aのこと好きだけど？」
「ちょっと！！」
ちらっとみんなの反応を見るとニヤニヤニコニコしててあれ、思ってた反応と違うんだけど
『あとはAちゃん次第だね』
『まあ、知念くんこれからも頑張って』
侑李「ありがと、僕のいいとこでも宣伝しといて(笑)」
『任せて(笑)』
なんかよくわかんないけど、侑李も友達もよろしくやってるからまあいいのかな、？
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作者名：もち。 | 作成日時：2019年7月14日 22時
