m e m o r y .４コード・ブルー

動き ページ48

誰かに暗い海に突き落とされた









どんどん沈んでいく身体









海は冷たくて、真っ暗で。









手を伸ばしても届かない









このままもう









皆に会えないのかな…？









目をそっと閉じるのと同時に涙が出た ー









中野「はぁ…はぁ、、」









夢だった









怖くて









怖くて









孤独で









久し振りに夢を見て泣いた









怖かった









村上「おはよう」









また、１日が始まる









こんな日々が続くのなら









例え怖くても、ずっと夢を見ていたい









村上「今日でお前を連れ去って1ヶ月だ」









まだそれしか経っていないんだ









皆に1ヶ月も会ってないんだ









村上「そろそろ次の行動をしないとな」

中野「次の……行、動？」

村上「やっと喋ったな」









思わず声に出てしまった









村上「手足のロープ切るから動くな」









やっと手足を自由に動かせる









村上「手は手錠付けるから」









そう言われ、手錠をガシャンと付けられる









村上「ちょっと用事があるから外に出る、何もするなよ？」









じゃあ行ってくるから、と言い友也は出掛けた









もうこんなチャンスは無い









急いで机の中を漁り始めた

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