稲荷崎の男バレは1部やばい【男主】

仮に…やで？ ページ9

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貴『…ん？俺の事が好きやって……？？』






その発言にまたもや周りのヤツらが凍ったように固まる






貴『な、何言ってんねん！銀島、そんな訳あらへんやろ？？…だ、だって俺、どこら辺にでも居るようなやつやで？？ありえへんって！』







正直、俺も驚いてとるから、ところどころつっかえながら銀島に、というか自分に言い聞かせるように言う





そんな俺なんて知らんかのように、銀島は正論をぶつけてきよる







銀「ありえへんってなら、なんでコイツら倒れてんねん｣






……銀島の正論に何も言い返せへん





返す言葉が見つからんくて、俯いていると銀島が俺の側に寄って来た








銀「齋藤くん、ほんまに申し訳ないんやけどな…


コイツら最近 部活中も齋藤くん、齋藤くん、うるさくて、ほんまに困っとるんや


今までは部活に支障をきたしたりは、せんかったから放っておいたんやけど、流石に俺も疲れてもうて…」








そう、ぐったりと言う銀島





そんな銀島をよう見てみると、先程まで驚くことばっかで気づかんかったけど、銀島の目元にはうっすらと隈ができとって、顔も青白く血色が見られへん




はははっ…と薄く笑っとる所からしても、本気で困っとるみたいや









正直 宮兄弟や、角名が俺の事をなんで好いてくれてるんか、よう分からんし この3人が何言ってるのかも、よう分からん







俺は 宮兄弟とも、角名とも別に仲良うしとる訳でもないし、助ける義理なんてない







バレー部は嫌いやないけどバレー自体に関わるのも正直 好ましくはない








過激な女子ファンとかに何されるか分かったもんや無いしな？









やけど……やけどなぁ、銀島にそんな顔して頼まれたら、断れるもんも断れないやんか









貴『すまん、銀島。俺 バレー部のマネやるわ…とは言えへんわ』








銀「……おん、まぁ分かっとったわ」








貴『やけど、何もせんで居るんは なんか、胸糞悪いわ

俺のせいで、宮達が面倒になって、銀島に迷惑掛けたこともあるし、一旦 仮って事でマネやらせて貰ってもええか？』







銀「気にせんでええ…断られるなんて分かっと……って、はっ？！？！」








貴『な、なんや…』








銀「齋藤くん…ほんまに天使かいな」









侑/治/角「「「齋藤くんは元から天使ですけど」」」









銀「お前らは、ほんま黙れや」









侑/治/角「「「…すんませんでした((( 」」」

終わり ログインすれば
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