凄かった主人公の母 ページ37
Aside
寮に着き急いで迫田くんとスーツを持って中に入る、幸くんを筆頭に秋組メンバーやいづみも手伝いながら作業を進めていた。
迫「お待たせしやした！」
「遅くなってごめんね」
い「迫田くん、Aおかえり！ありがとう！」
「はいこれ、幸くん」
とスーツを幸くんに渡す。
幸「ありがとう、A。おかげで一日仕上げでもいい物が作れる」
「どういたしまして」
そういう幸くんの目は少しキラキラしていた。
左「おい、いくらだ？」
「へ？」
左「そのスーツだ。」
ああ、そう言えばいづみが左京さんが入ってから節約生活が始まったって言ってたな。
高額なものだと怒られるとか･･･
まぁ、ここ左京さんに借金返済しないとダメだし節約は当たり前は当たり前な気もするが。
「左京さん、喜んで下さい。タダですよ」
い「え、タダ？このめちゃくちゃいいスーツが？」
幸「いやいや、このスーツめちゃくちゃ高いよね。安くても20万以上するよね」
と幸くんが作業の手を休めずに言うと万里くん達が20万！？と驚いてた。
左「どういう事だ」
「ああ、何かお母さんに事情話したら協力させてくれって言って譲ってくれたんだ。それに型も古いし売りに出すつもりもないからって」
幸「ねぇ、Aのお母さんってもしかしてA春菜って人？」
「あれ？幸くんうちのお母さんの事知ってるの？」
幸「知ってるも何もsourire(スリール)って超有名どこのブランドじゃん！」
万「俺も知ってるわ、そのブランド」
おお、知ってくれてたんだ、万里くんまで。
十座くんと臣くんは頭の上にハテナが見えちゃってるよ。
可愛いね。
幸「俺、春菜さんの事めちゃくちゃ尊敬してるんだよね。写真見せてもらった時にsourireじゃないかって思ったんだけどまさか本当だったとは」
左「おい、本当にいいのか？タダでなんて」
「ん？いいよ、いいよ。同じデザイナーとして許せないんだって。まぁ私も許せないけどね。それに幸くんだったらこのスーツをもっと良くしてくれるだろうしって」
幸「ヤバい、俄然やる気出てきた。死ぬ気で作る」
「まぁ、そういう事だから気にしないで」
い「本当にありがとう」
「さあ、私も手伝うよ。なんでも言ってね」
そう言って皆で衣装直しを再開したのだった。
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なつ(プロフ) - ASAHIさん» ありがとうございます！凄く励みになります！これからも、つたない文章ではありますがよろしくお願いします！ (2021年6月20日 17時) (
レス) id: 8769634797 (このIDを非表示/違反報告)
ASAHI(プロフ) - 初コメ失礼します！すっごく好きです！これからも頑張ってください！！ (2021年6月20日 16時) (レス) id: eadd94c2a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつ | 作成日時：2021年6月13日 11時
