検索窓
今日:45 hit、昨日:31 hit、合計:94,363 hit

引き戻し作戦 ページ28

Aside

万里くんを追いかけようと部屋を出た時後ろから声をかけられた気がしたが気の所為かな?

なんて思いながら万里くんを探す。

すると数メートル先に見覚えのある姿が見えた。

「万里くん!」

名前を呼ぶと後ろを振り向いた。

万「・・・なんだアンタか」

「いや、いづみじゃなくて悪かったな」

万「別にそんな事言ってねぇよ」

「はぁ、まあいいや。それより本当に辞めるわけ?」

当初の疑問を投げかける。

万「ああ、秋組もMANKAIカンパニーもやめっから」

「・・・理由は?」

万「そんなの元々兵頭に勝つために始めて、芝居で余裕で勝ってるて分かれば居る意味ねぇっていうか」

「・・・あっそう」

万「んじゃあな」

そう言って去って行こうとする背中に向かって言葉を投げかける。

「私には逃げてるように見えるけどね」

万「ああ?」

案の定こちらを振り向く。

こういうタイプはとりあえず煽っといたら来てくれるはず。(良い子は真似しないでね!)

「本当に十座くんに勝ってるかどうか自分の目で確かめてみなよ」

万「そんなの今までの稽古見りゃあ十分だろ」

「でも十座くんのポートレイトは見てないでしょ」

万「・・・」

「本当に勝ったって思ってんなら直接自分の目で確かめてみなよ」

万「別に見なくても」

「ほらやっぱり。結果が怖くて逃げてるだけじゃん」

万「わぁったよ、確かめりゃいいんだろ」

そら来た。

「おし、そうとなれば早速行くよ」

そう言って万里くんの手を取り劇場に向けて足を運ぶ。

一瞬万里くんは驚いた顔をした。

万「おい、1人で歩けるっつーの」

「逃げられても困るからねぇ」

万「逃げねぇーよ」

「・・・万里くんに1つお姉さんから忠告しといてあげる」

万「んだよ」

「君は確かに皆より器用なのかもしれない。でも君はそこそこ、こなしてるだけであって完璧じゃないんだよ。何に対しても突き詰めてないから自分が何でも出来てると思ってる。そこを勘違いしちゃダメだよ」

万「・・・!!それこの間似たような事言われたわ」

「え、うそ。言われた事あったの?え、何か恥ずかし。誰に?」

万「左京さん」

「!!嘘でしょ!?左京さんと一緒の事言ってた!?」

まさか想い人である人と同じような事を言っているとは・・・

照れんじゃん⸝⸝⸝⸝

万「向こうの言い回しの方が100倍賢そうだったけどな」

「いや、一言余計だな」

なんて話していると劇場についたのだった。

再燃→←退寮宣言



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
149人がお気に入り
設定タグ:A3! , エースリー   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なつ(プロフ) - ASAHIさん» ありがとうございます!凄く励みになります!これからも、つたない文章ではありますがよろしくお願いします! (2021年6月20日 17時) (レス) id: 8769634797 (このIDを非表示/違反報告)
ASAHI(プロフ) - 初コメ失礼します!すっごく好きです!これからも頑張ってください!! (2021年6月20日 16時) (レス) id: eadd94c2a0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なつ | 作成日時:2021年6月13日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。