監督さんの幼なじみはオールマイティ！？

本番 ページ13

Aside

まもなく本番に差し掛かろうとしていた頃、夏組の子達がザワザワとしていた。

一「みんなテンテン囲んでー！テンテンの胸に手当ててー」

幸「相変わらずハズ」

一「いくよー、夏組ファイトー！」

夏組「オー！」

独特な円陣の組み方だななんて思っていたら隣にいづみがやってきた。

い「ゲネプロの時に天馬くんが失敗しちゃってね、次の公演から一成くんがああして元気付ける為に考えて来てくれたの」

「そうなんだ。ふふw可愛いねえ皆。若いって良いわ」

なんて年寄り臭い事を言っていたらいづみに叩かれた、なんで？

「いや、なんで叩かれた？」

い「いや、ちょっと危ない感じがしたから･･･」

解せぬ。

なんて事をしていたら開演の時間になった。

気持ちを切り替え集中する。

ブザーの音とともに幕が上がり劇が始まった。

みんな本当に演技上手だなぁ。

リハーサルの時も思っていたが、天馬くんの演技の上手さは勿論だが、他の子達もまだぎこちなさは残っているものの初心者とは思えない位上手だ。

一生懸命練習したんだろうなぁなんて感心する。

あっという間に終盤になり、無事に劇は終わっていった。

観客席からの大きな拍手に幼い頃に見た景色を思い出す。

カーテンコールも終わり皆が楽屋に戻ってきた。

い「みんなお疲れ様！」

天「おつかれ！」

椋「お疲れ様でした！」

三「おつかれ〜！」

一「おつー！」

幸「おつかれー」

みんないい顔してるなぁー。

「みんなおつかれさま！凄く良かったよ！」

天「Aさんこそお疲れ様です。」

「ありがと〜」

い「みんな明日の千秋楽もこの調子で無事に終わらせようね！」

夏組「オー！」

こうして無事に公演を終える事が出来たのだった。

夏組第1回公演 千秋楽→←リハーサル

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