愛され愛する、関係壊れる

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もう彼には私がいない……………









履 歴 佐 藤 勝 利 10.26









もう半年電話してない








LINEは時々やるけど






「ん、ファンタ」






『あ、ありが………と』







「まぁ、元気だせ」









『……………出せると思う？』








「んー、…………お前には無理だな」









『なにそれ』







「俺は………………何回も見てるし」









『…………………え、』









「三ヶ月…………前くらい？」








そんな前から………………







『………………………………』







「なんだよ、しけた顔すんな」









『辛くないの………？』









「辛くないっていったら…………







嘘になるな」









『…………………』









「ってお前、ファンタのめよ」








“炭酸抜けてまずくなるぞ”









『あ、うん………』








と蓋を開ける







((ぶしゃぁぁああ






『うわっ』






「ブブッ、」







『ちょ、ちょっとまさか振った！？』









「お前、馬鹿過ぎ！」





『ひ、ひどい』







ケラケラ笑う永瀬くん






『制服濡れちゃったよ………』







肌についてベトベト………






「！？お前！？」







『……？……何？』







「…………これ着とけ」






渡されたのはちょっとぶかぶかのジャージ








『……………何？』






「いいから着とけって！」







『何で？』








「いいから！！」







『季節考えて？今七月』








暑いなか、ファンタで濡れたシャツに




ジャージを上から着ろと？









「早く！！」




私達の前を通って改札口に向かう人達を








気にしながら言った








『……………？？？』









「たくもう………」








「し、下着み、みえてんだよ」









『…………………え、』









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