ある日突然お世話係になりまして (ページ9)

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初めまして、よろしくしてページ9

「向井康二です！趣味はカメラと古着屋巡り！あとスノボも好きです！よろしくしてや！」

『向井康二さん。』

「どうもー！佐久間大介です！アニメオタクです！部屋に飾る予定のフィギュアたちは、あんまり触らないで欲しいです！」

『……っと佐久間大介さん、』

声の大きさやばいな。

今はダイニングテーブルで、ピザが来るまで自己紹介をすることになった。

なっっがいテーブルには、4、4で席が並んでいて、両端に一人ずつ。

私はなぜかお誕生日席に座っている。

自分図々しすぎないか？

みんなの名前をそれぞれ覚えていくのは、記憶力が乏しい私には至難の技だ。

うわ！9人とか覚えられなそう！！！

「渡辺翔太です。」

『っあ、はい。渡辺さん……。』

え？終わり？

ちらっと見れば、もう何もいうことはないというように、窓の外を見ている。

いや、まあそうだよね。

こんな状況で嬉々としながら自己紹介をしてくれた向井さんや佐久間さんの方が珍しいわ。

ラウール「今はいないけど岩本くんね！体脂肪率が4%なの！

あと阿部ちゃんは気象予報士の資格持っててね？

あとあと、ふっかさんはすっごいクレーンゲームが得意なの！

だてさんはすっごいロイヤルでしょ？

佐久間くんはオタ芸ができるし、アクロバットもすごくてねー、しょっぴーは美容マニアだし、めめはモデルもやってるの。

康二くんの趣味の写真すっごい綺麗なんだよ！

僕はね！ダンスが得意なんだ！」

ニコニコしながらみんなを紹介してくれるラウちゃん

渡辺「そこまで細かく紹介しなくていいだろ。」

渡辺さんの声が響いた。

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