契約を結んだ暁に ページ7
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契約書
A A(以下、甲という。)とジャニーズ事務所(以下、乙という。)とは以下の条約に基づき本日、この契約を締結する。
第1条 雇用期間は未定であるが、乙が終了を告げない限り甲は仕事を全うすることとする。
第2条 タレントとお世話係という関係を忘れず、それ以上の関係には発展しないこととする。
第3条 相手の要望ならば、どんなものであっても甲は専属のお世話係として答えるものとする。
第4条 本契約の期限は無期限未定とする。なお、今後乙が決めた契約終了期間の3ヶ月前までに乙からの申し出がない場合は、さらに1年延長するものとする。
第5条 甲はこのことを誰にも話してはならない。携帯電話、インターネット、手紙など外部とのやり取りが可能なものは、全てこちらで預かるとする。
第6条 甲が本契約書記載の合意事項に違反した場合は、金 10000000万円を支払うこととする。
A A
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みんなが部屋を出て行ったあと、私はこれを社長の人に差し出された。
もちろんサインをしない限りこの部屋から出さないということを、とっっっても遠回しに優しく言われた。
逆に怖いわ
契約書を覗き込むように見る9人
するとさっき私を家に返すと言った人が、ため息をつきながら
「……わかった。じゃあ、うん。しょうがないね。
俺は阿部亮平。よろしくね。」
差し出されたその右手を、
私はぎこちなく握り返した。
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作者名:みだり | 作成日時:2020年4月15日 19時