ある日突然お世話係になりまして (ページ24)

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気付いちゃったこと　ラウールside ページ24

おめでとー！ってメンバーのみんなに拍手されたのはちょうど1ヶ月と少し前

ドラマに出させてもらえることになって、主役じゃないけど、とっても重要な役だった。

目黒「明日はキスシーンかー。」

佐久間「大人の階段じゃん！ラウール頑張れよ？」

楽屋は相変わらずわちゃわちゃしてたけど、自分だけ元気が出ない。

岩本「……なんかあった？」

『キスシーンやだなーって。』

渡辺「今人気のあの女優さんなのに？！」

深澤「なに？他にキスしたいやつでもいるの？」

興味津々にみんなに見られて気まずくなる。

『それは、別に……いないけど……』

お菓子の袋の端をいじる。

手癖が悪いせいかよくこうやっちゃうんだよね。

Aちゃんはすぐ「あ！ラウちゃんでしょ？」ってお菓子の袋を見ながら言ってくる。

阿部「まー、好きでもない人とファーストキスってなんかやだね。」

宮舘「確かに。まあ、ファーストキスとしてカウントしなきゃいいんじゃない？」

向井「だていいこと言うやん！カウントしやきゃええやん。」

深澤「それか、

ふっかさんはいつもとは違う真剣な表情をしながら、僕を見た

深澤「今日中にファーストキスをあげたい人にあげるか………だな。」

渡辺「ふっかきもー。」

岩本「だな。寒気した。」

深澤「おい失礼すぎるだろ！嘘だよラウール、冗談じょうだ『そうする。』

目黒「……え、まじ？」

『ファーストキスあげてもいいって人いるから、その人にもらってくれるか聞く。ダメだったら、もういい。明日の女優さんにあげる。』

阿部「無理矢理じゃなきゃいいと思うな。」

阿部ちゃんは全部わかってるみたいに、僕にそう言った。

宮舘「確かに。相手がいいって言ってくれたらきっとそれは、ラウールのファーストキスの本当の相手になると思うな。」

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