デレデレマフィアとメロメロ探偵社【文豪ストレイドッグス】壱

Ｎｏ．28 ページ34

望夜)本当は心苑ちゃんとが良いんだけどね〜

心苑)ｱﾊﾊﾊ、それはどうかなぁ？((苦笑


こんな会話をしている時、公園の向こう側から帽子を被っていて、黒いパーカーを着ている人が、こちらを見ていた。心苑は、それにいち早く気づき、頭の上に「？」を浮かべてその人を見ていた

心苑)(誰なんだろう……………あの人。此処からじゃ顔見えないし……でも、なんか嫌な感じがする……)

望夜)…………ん？どうしたの？

心苑)いや、なんか向こうにいる人がずっとこっちを見ていてね？それに、なんか嫌な感じが………


それを聞いた望夜は、すぐさま後ろを振り向き、確認する。望夜にもその「嫌な感じ」がわかったのだろうか、ほんの少しだけ顔が強ばる

望夜)よし！皆！遊びに行こう！

メル)遊びに！？皆で！？

望夜)うん！((ﾆｺｯ

メル)やったぁ！！

ルル)どうして急に？

望夜)んー、何となく？((ﾆｺｯ


何故望夜がこういう行動をとったかは、心苑にはわかっていた。心苑も望夜も、こちらを見ている人から離れた方がいいと直感的に悟ったのだが、そのまま家や、ロゴス社に行けば、若し付いて来られたりすれば、拠点がバレるなどの危険性が伴う。だから、別にバレてもいいデパートや、遊園地などに行ったほうがいいのである

太宰)…………心苑！((後ろから抱きしめる

心苑)ﾜﾜﾜｯ!?な、何ですか！？

太宰)ほら、行こう！

中也)手間太宰。代われ

太宰)やーだよ♪

国木田)俺に代われ包帯無駄使い装置

太宰)国木田君はもっと嫌だ

望夜)ちょっと、私に近づかないでくんない？

芥川)黙れ

樋口)あ、すいません。少し離れます

望夜)樋口さん達は離れないで下さいよ！！？

心苑)??

与謝野)……メル、ルル、行くよ

メル)はーい！！！

ルル)((ｺｸﾝ

ナオミ)兄様

谷崎)大丈夫。行こう


太宰達は、望夜の少し強ばった顔を見て、何かあると悟った。周りを見渡して見ると、案の定、こちらをただただじっと見ている人が居た。太宰達は、見ている方向がが太宰達から少し離れてる望夜か心苑だとわかった。皆は心苑と望夜を囲むように公園を後にした

心苑)太宰さん。暑いです…

太宰)私と心苑の愛の温度が少しづつ上がッて来ているンだよ

心苑)やめて下さい

賢治)僕も心苑さん大好きです！((ﾆｺｯ

心苑)ありがとうございます((ﾆｺｯ

太宰)賢治君ズルい

賢治)ｴﾍﾍｯ

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