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受験にあまり影響のない選択授業。
そうなれば、生徒の志気も自然と下がり授業はグダグダ。
先生はプリントを配り、教科書を読み上げ気まぐれに黒板を汚す。
「Aってどこから来たの？」
「すぐ隣の県だよ」
マユはもう前なんて見る気はなく、完全に後ろ向き。
「へぇ、前の高校ってどこ？」
そう聞いてきたのは隣に座る男子。
「あ、俺、島雄ソウタ。ソウタでいいから」
「あ、えっと、緑高校だよ」
「え！バスケめっちゃ強いとこじゃん！」
目の前で驚くマユ。
「マユ、知ってるの？」
「だって私バスケ部だもん！」
「まだレギュラーなれてないけどな」
そうソウタが茶化すと「うるさい！」とマユは消しゴムをソウタにぶつける。
「Aちゃんは？」
「えっ？」
「部活、どっか入んの？」
「…前の学校ではバスケ部だったんだけど」
そこまで言うとマユは嬉しそうにAの手を取って目を輝かせる。
「ほんと！？いいじゃん！一緒にやろうよ！」
そんな彼女にAは少し困ったように笑い首を振った。
「マユ、違うの。私マネージャーだったんだ」
そう言って小さく笑うと、マユとソウタは二人して驚いた表情で電池切れの人形のようにピタリと止まる。
Aはそんな二人に驚いて「どうしたの？」と声をかけると、今度は弾けたように二人はいきなりAに詰め寄った。
「えっ！男バスの？やるの！？」
「マジ！？」
「えっ、なに？」
食いつくような二人に、Aは椅子ごと後ろに引いて二人の顔を相互に見ると更に強い視線に、Aは「あ、」と小さく声をあげた。
そこに見えたのは世界史の先生。
「そこの3人！授業は聞かなくてもいいが騒ぐな！」
思いっきり怒鳴られ三人は「はーい」とお互い目を合わせ首をすくめた。
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あいうえお - 解釈不一致なのに新しい道が開けたっていうか全て星様の文才によるものというか、ほんと面白いです、これからも応援してます！！！ジュノンくん最高！！！！！ (5月23日 21時) (
レス) @page1 id: 4e657aa584 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 天才すぎます、ありがとうございます、読み続けます、、、、 (5月23日 21時) (レス) @page1 id: 4e657aa584 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 最近の中で一番好きな夢小説です、！ (5月22日 23時) (レス) @page35 id: 7c9597bb9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星 | 作成日時：2023年5月18日 20時
