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昨日よりも1時間早く鳴る目覚ましを寝ぼけ眼で睨みつつ、Aはベッドから起き上がった。
「お弁当かぁ、」
作らないわけにはいかない。
もう売店にも、ましてや食堂になんて行く気はないから。
Aはパジャマのままエプロンをすると「よし」と気合いを入れて冷蔵庫を開けた。
定番の卵焼き、キュウリにプチトマト。
夕食用に煮物を焚いて、手抜きにちょっとだけ冷凍食品も。
「あれ、お弁当？」
同じくパジャマ姿の彼女にAは「おはよ、お姉ちゃん」と挨拶をする。
「食堂があるからいいって言ってなかった？」
そんな台詞にAは少しだけ顔をしかめて卵焼きの端を口の中に放り込んだ。
「学食があるんだけど、使ってるのはほとんど3年生なの。行きづらくて」
「へぇ、高校生にもいろいろあるんだ」
なんて言いながら、お姉ちゃんも卵焼きの端を摘んで「おいし」と感想を残すとそばの炊飯器に目を落とした。
「で、ご飯は？」
「えっ？」
「えぇーー！！！」
慌てて開けてみるが米は米のまま水に浸かりチャポン…と音を立てるだけ。
「まぁ、晩御飯を前もって作ったと思えばいいじゃん」
と炊飯器から手が放せないAの肩をポンポンと叩きお姉ちゃんは洗面所に歩いて行った。
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あいうえお - 解釈不一致なのに新しい道が開けたっていうか全て星様の文才によるものというか、ほんと面白いです、これからも応援してます！！！ジュノンくん最高！！！！！ (5月23日 21時) (
レス) @page1 id: 4e657aa584 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 天才すぎます、ありがとうございます、読み続けます、、、、 (5月23日 21時) (レス) @page1 id: 4e657aa584 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 最近の中で一番好きな夢小説です、！ (5月22日 23時) (レス) @page35 id: 7c9597bb9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星 | 作成日時：2023年5月18日 20時
