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結局マンションの前までソウタに送ってもらい、家に入る。
家の中に明かりはなく、誰もいない。
「お姉ちゃん、まだなんだ」
そう呟いてAは荷物を部屋に放り投げ、ジャケットだけを脱ぎハンガーに掛ける。
｢今日私の当番だっけ」
そんな独り言を口にしながら腕まくりをして冷蔵庫を開け、材料を物色。
｢お肉に人参、ジャガイモ…カレーでもお姉ちゃん怒らないかな」
どうしてもそれ以外浮かぶものがなくてAは材料を取り出し料理にかかった。
部屋の中にカレーの匂いが充満し始めた頃、ドアの鍵が廻される音にAは気付き、火を止めた。
「ただいまー」
「おかえり、お姉ちゃん」
玄関にいるのはスーツにパンプス姿のAによく似た女性。
「ん、この匂いってカレー？」
「ごめん、あたしも今日遅くて」
申し訳なさそうに見つめるAに彼女は笑いかけ、パンプスを脱ぎながらAの頭を撫でる。
「いいよ、でも遅かったって…もしかしてA」
「…うん、マネージャーだけどね」
少し寂しそうに笑うAの顔を彼女は心配そうにのぞき込む。
「いいの？」
「うん、やっぱりバスケは好きだし」
Aがそう言うと彼女は仕方なさそうに小さく息を吐き、Aの頭をポンポンと叩いた。
「そっか、まぁ頑張りすぎないようにね」
「ありがとう、お姉ちゃん」
「ん〜いい匂い。もう食べられる？」
「うん！」
二人はスリッパの音をパタパタさせて明るいダイニングへ歩いて行った。
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あいうえお - 解釈不一致なのに新しい道が開けたっていうか全て星様の文才によるものというか、ほんと面白いです、これからも応援してます！！！ジュノンくん最高！！！！！ (5月23日 21時) (
レス) @page1 id: 4e657aa584 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 天才すぎます、ありがとうございます、読み続けます、、、、 (5月23日 21時) (レス) @page1 id: 4e657aa584 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 最近の中で一番好きな夢小説です、！ (5月22日 23時) (レス) @page35 id: 7c9597bb9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星 | 作成日時：2023年5月18日 20時
