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「で、名前は？」
「シュント、人の名前聞く時はまず自分の名前からでしょ」
自分の事はすっかり棚に上げた彼は、その棚に何があるのか思い出したらしく「あ、」と小さく声をあげ、Aに向いた。
「そういえば俺もまだだったね。俺は池亀樹音、こいつは久保シュント。同じ3年。」
隣の金髪の彼に罪はない。
そう紹介されると無視なんて出来なくて私は向かいに座るシュントさんに軽く会釈し、
｢佐藤Aです」と小さな声で自分の名前を告げた。
すると彼も「どーも」と簡単に返し、スプーンを樹音先輩に向けた。
「つーか、お前のこと知らねー女なんていねーだろ」
「この子、転校したてなんだよ」
「なんでそんなこと知ってんの？」
訝しむ彼に樹音先輩は満足そうにニコリと笑い、その笑みをAに見せる。
「それは二人の秘密に関わる事だから、ね」
この人には何を言っても通じない。
真面目に受け応えるだけ無駄な気がして、Aは彼を無視して目の前のご飯を食べることにした。
「ふーん、高橋以外にこんな女っていんだな」
「そこに高橋さんが出てくるシュントの思考が分かんない」
『高橋さん』が誰なのかそんなことはどうでもいい。
「俺にはお前の思考全て分かんねーけどな」
「シュントは単純だからね」
「お前が複雑すぎんだろ」
Aはそんな不毛な会話を聞きながら咀嚼もそこそこに料理を胃に流し込んだ。
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あいうえお - 解釈不一致なのに新しい道が開けたっていうか全て星様の文才によるものというか、ほんと面白いです、これからも応援してます！！！ジュノンくん最高！！！！！ (5月23日 21時) (
レス) @page1 id: 4e657aa584 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - 天才すぎます、ありがとうございます、読み続けます、、、、 (5月23日 21時) (レス) @page1 id: 4e657aa584 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 最近の中で一番好きな夢小説です、！ (5月22日 23時) (レス) @page35 id: 7c9597bb9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星 | 作成日時：2023年5月18日 20時
