#8 ページ8
『お兄ちゃん！』
Aが笑顔でこちらにかけてくる。
そう、今日から2週間のお試し期間だ。
園長「よろしくお願いいたします」
キ「任せてください！」
『お兄ちゃんとおとまり、たのしみ！』
キ「俺も」
小さな手を取って、車に乗り込む。
『園長せんせ、またね』
園長「いいこでね」
『はーい！』
それから、園長先生の姿が見えなくなるまで手を振っていた。
____
__________in キヨ宅
キ「っんでお前らがいんだよ」
フ「いいじゃんね〜Aちゃん」
『うん！』
ヒ「可愛い〜」
こ「ちっせぇなぁ〜」
確かに、そこら辺の同じ年代の子に比べたらAは小さい方だ。
『Aちゃ、5歳！おねーちゃんだもん！』
こ「おっ、ごめんごめん」
キ「くっそ〜！よし！A！こい！」
俺はAを肩車した。
『たかーーい！！こーしゅけよりたかいもん！』
こ「こーしゅけ…可愛すぎるって！」
ヒ「Aちゃん！ヒラ！ヒラって言って？」
『ひりゃ！！』
ヒ「…ｶﾜｲｽｷﾞﾙ」
フ「フジh (キ「A、キ、ヨ」割り込むな！」
『お兄ちゃん！』
キ「なんでだよぉ〜」
フ「ざまぁみろ。Aちゃん、ふーじ」
『ふーじぃ？』
フ「言いにくそう」
『ふーちゃ！』
フ「ふーちゃん！？俺か！？可愛い！！」
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ))
宅配便か？こんな時に。
キ「はーい…げ……」
レト「げっ、とはなんだ！Aちゃん来てるんでしょ」
なんと、やってきたのはレトさんだった。
レト「フジくんから連絡貰ってね」
キ「あのやろう」
レト「君かAちゃん？」
『…お兄ちゃ、、だぇ…？』
レト「僕は、レトルト。レトくんって呼んでね」
『りぇとく…？』
レト「うん！ありがとう！」
『Aちゃ、5歳！』
レト「自己紹介上手だねー！！」
『へへへ』
少し照れたように笑う顔がまた可愛いのだ。
ヒ「絶対うちの子にしようね」
キ「お前結構反対してたじゃねぇか」
ヒ「あの時は、キヨが子育てなんて考えられなかったから」
キ「まぁな」
てかうちの子ってなんだ。俺の子だわ。
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作者名：まだない。 | 作成日時：2022年1月11日 22時
