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フ「なかなかこぢんまりとしたとこだな」
ヒ「いっぱい遊んでくれるといいな〜」
こ「たまにはこういうのもありだな」
それぞれの思いを馳せつつ、俺たちは孤児院へと足を踏み入れた。
その時、
『お兄ちゃん…？』
1度聞いた事があるような声だった。
振り向くと、あの頃より少し小綺麗になったAがいた。
やっぱり、孤児院に入れられたのか。
キ「A！お前ここにいたのか」
『うん！わたしね、あの、！』
キ「ゆっくりでいいから。ちょっとこれ置いてきてからでいいか？」
『わかった。あっちのブランコで、！待ってる』
そう言ってAはブランコに向かっていった。
ヒ「あの子が例の？」
キ「あぁ、だいぶ元気になってて安心した」
フ「可愛い子だね」
キ「俺も思った。あの時はほんとに細くて、そんなこと考える隙なんてなかったから」
女「あのぉ〜、もしぃかしてぇ〜、さいぉれの皆さんですかぁ？」
は…リスナー…？
話し方気持ちわり。
申し訳ないが、心の中で悪態をつく。
女「わたしぃ！ずっとぉさいぉれさんのファンでぇ〜ーーー」
キ「ありがとうございます！…すみませんがちょっと待たせてる子がいるので、俺ちょっと失礼します」
女「えぇ〜、キヨがいちばぁん好きなのにぃ…」
キ「すみません」
と言って、その場を離れる。
キ「A！」
『お兄ちゃん！』
隣の空いているブランコに腰をかける。
懐かしいな。
『お兄ちゃん、Aね、いい子にしてたよ』
キ「お、えらいな」
『でもね、悪い子なこともしちゃった』
キ「なにかあったのか？」
『せんせーにね、おこられちゃったの。
お友達が出来なくって。』
キ「友達…？」
それだけで…？
女「あーっ！キヨいたぁ♡
…Aちゃん、、はぁ、なんでまた一人でいるの？」
『ご、ごめんなさい』
女「お友達と遊んでおいでぇ？」
『でっ、でも、お兄ちゃ (女「遊んでおいでぇ？」は、はい』
キ「あっ…」
Aは走って行ってしまう。
嫌な奴に見つかっちまったな。
女「あのぉ、、これぇ、わぁたしの連絡先でぇす」
キ「すみません、そうゆうのは受け取れません」
女「暴露なんてしないしぃ、秘密にするよぉ？」
キ「ほんとにすみません」
やんわりと断って、テキトーに話を流す。
しかし、この後俺たちが目にしたのは、
あまりにも酷いものだった。
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作者名：まだない。 | 作成日時：2022年1月11日 22時
