天使98 ページ10
目を潤ませながら見つめる先には大好きな人
一目惚れして
話すきっかけがあって
一緒に遊んで
ヒ(運命の人、だよな)
貴「もし、雷門が優勝したら、いや_____」
貴「俺と、付き合ってください」
貴「代わりでもなんでもいい」
貴「Aが幸せなら」
貴「俺は何でもしてあげたい」
風になびく紺色の髪
上手く表情が見えない
氷浦の切なそうな瞳の先に映るAは________
『貴利名くん、、、』
か細く震える声を聞きたくない
聞きたくないけど動けない
神様はいつも意地悪だ
ヒ(俺に出来ることは________)
ヒ「、、、俺は、先帰る」
潤んだ瞳を俺に向ける
氷浦と会ってからコイツは変わった
少し背伸びしたような紅い唇
長かったスカートも少し短くなった
前よりも手入れの行き届いた髪の毛
タツヤたちとは違う女の子らしい柔軟剤の香り
何より笑顔でいることが多くなった
ヒ(こんなの、勝てるわけねえじゃん)
言い残して夕日に向かって歩き出す
明日が来なければいいって考えてしまう
ずっとずっと昔のままが良かったって
考えてしまう
ヒ(そんなの、無理に決まってんのに)
『ヒロトさん！！！！』
後ろから聞こえてきた最愛の人の声
不意に掴まれる腕
ごめんな、神様
今回だけは大目に見てくれ
ヒ「昔のお前と全然ちげぇよ」
ヒ「むしろ俺の方が成長してねえ」
ヒ「Aはすげえな」
ヒ「いい報告、待ってるぜ」
最後にAの髪を撫でる
自然と離れる腕に熱を持つ
ヒ(なんか、スッキリした)
自分の中が掻きむしられるような感覚だったのに
その傷を癒やしてくれた天使
ヒ(Aの幸せを願うのも悪くねえじゃん)
真っ直ぐ歩く道に見覚えがある
二人で抜け出して迷子になって
すげー怒られた
俺はこんな経験なかったしアイツも泣いてた
でも、俺の手だけは離さなかった
ヒ(なんて、思い出に浸るのもやめよう)
ヒ(俺は、俺で成長しねえとな)
ヒ(ごめんな、ちゃんと今のAを見てあげられなくて)
Aのおかげで子供のままの自分に気がつけた
過去に縛られてAを縛って
今のAを見れてなかったことに気がついた
俺は振り返り笑顔で答える
ヒ「俺に初恋をありがとな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
低浮上でしたすみません(--;)
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もち汰。(プロフ) - ヒナ(^ ・ω・^)ノさん» 私も裏の貴利名くんお気に入りです笑読んでくれてありがとうございます( ´ω` ) (2020年5月7日 7時) (
レス) id: 09af299ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(^ ・ω・^)ノ(プロフ) - もち汰。さん» 裏の貴利名君めっちゃよかったです！ (2020年5月5日 2時) (レス) id: 65260c75e2 (このIDを非表示/違反報告)
もち汰。(プロフ) - ヒナさん» そう言ってくれると嬉しいです！天然な子が実は裏があるってギャップ好きで(｀-ω-´) (2020年5月4日 23時) (レス) id: 09af299ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - 一気読みしてきました！とても良かったです。マジで推しが尊すぎて死にそうです。(氷浦君推し)更新お疲れ様でした！ (2020年5月4日 17時) (レス) id: 65260c75e2 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白いです！！更新を楽しみに待ってます！ (2020年4月16日 12時) (レス) id: b227610430 (このIDを非表示/違反報告)
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