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天使74 ページ16

その後、私は沢山話した

もっと自分を知って貰いたかった

たどたどしいけどいっぱい話せた

貴利名くんは私の話を聞いてくれた





貴『今日は沢山話してくれてありがとう』

貴『Aの意外な一面が沢山見れた』



私も貴利名くんの以外な一面が沢山見れた

意外とおばあちゃんっ子だったり

人見知りだったり空気読めなかったり

少しだけ口下手だったり

________私が思ってた人よりも普通の人だった



貴『俺はAが思ってるほどキラキラしてない』

貴『でも、そんな俺でも受け止めて欲しい』

なんて言われたら受け止めたくなっちゃう

守られてるだけじゃなくて私も守りたい

そう思ったのは初めて、





『あ、』





神様はいつもタイミングが悪い





ヒ「っ________!!」

女「どうしたのですか?」

見てはいけないものを見た

空気が変わる、喉が狭まり息が止まる

アイツの視線が俺に刺さる



貴「、、、。」

『あ、こ、こんにちは、、、』

そう、氷浦が俺をジッと見つめる

俺の気持ちを見透かしてたように



女「ごきげんよう」

足早に車に乗る

アイツの視線から逃げるように

ヒ「お手をどうぞ」

早く、早くこの場から去りたい

氷浦の目から早く逃げないといけない使命感

アイツに見られたと言う嫌悪感

こんな俺を見ないで欲しいという願望





『ヒロトさん』

初めてあんなヒロトさんを見た

いや、初めてじゃないかも

笑顔で優しい声色、気配りができるとても素敵な

________昔のヒロトさん



貴「A」

貴「帰ろうって言ったけど」

貴「少しだけ寄り道して行こう?」





古びた公園のベンチに並んで座る

滑り台には蔦が巻きついていて当分使われてない



貴「今、話しちゃったら楽になるよ?」

あんな顔してたら聞かないわけない

好きな子があんな顔してたら

名前を呼ぶ君の顔をみて辛くなった

だから、俺もその辛さを分け合いたい



『貴利名くん、私は、、、!!!』

泣きそうなAの気持ちは分かってる

だってさっき、沢山話してくれたから



ヒロトが初恋ってことも特別な思いのことも



恋とは違う、でも、特別な人

そんな人が自分に向けたことない態度を他人に取ってる

「どちら様でしょうか」なんて他人行儀



神様はいつも意地悪だ



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こんなん出くわしたら泣く

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みかん - とっても面白いです!!頑張って下さい…! (2020年4月16日 10時) (レス) id: b227610430 (このIDを非表示/違反報告)
もち汰。(プロフ) - ぴのんさん» ありがとうございます!!前回も気づいてくださって感激です(*´ω`*) (2019年9月12日 9時) (レス) id: 09af299ba0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのん(プロフ) - はわっ!?イラストすごく可愛いです!! (2019年9月11日 23時) (レス) id: 15528c4be8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もち汰。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年8月29日 9時

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