→恋する天使はトライアングル2←

天使44 ページ16

俺は物影からアイツらを垣間見る

すると、氷浦がAの髪に触って何か言った

そして顔を真っ赤にする

そして俺の目の前に衝撃の光景が広がった





『ありがとう、ごめんね』

気にしないでと言う貴利名くん

私はお水を貰って飲む



貴「あ、それ俺の水だったけどよかった？」



私は動きが止まる、俺の水、オレノミズ？



『え！？そ、そ！それっか、かかかん、かん』

貴「関節キスだね」



そんな平然というものなの！！！？？え？？？

私の常識がおかしいのかな

すると、今度は貴利名くんの手が私の頭に乗る

ぽふっもさもさもさ

私の頭を貴利名くんの大きい手が触る

『あ、あの、、、』





貴「俺、好きだよ」





私は一瞬ドキッとした



貴「夜空みたいな色してて綺麗」

貴「ふわふわしててうさぎのしっぽみたい」

貴「俺、Aの髪の毛好き〜」



『貴利名くん、、、』

私はとてつもなく溢れる愛をどうしたらいいのかな

私は確信した、貴利名くんのこと好き

こんな毛玉みたいな髪を好きって言ってくれた

幸せな気持ちでいっぱいの私の目の前に

________貴利名くんがいる



貴「動かないで」

そう言って私のおでこにキスをした





貴「見てみてー葉っぱ乗ってたよ！！
Aはもしかしてたぬきかな？」





と思ったら頭にの木の葉を取ってくれた



(ド、ドキドキした)

私は心臓が止まるかと思った

長いまつ毛、透き通った肌、綺麗な瞳

貴利名くんは距離が近いな

今日何度も何度も思った

カチューシャも、歩く時も、今も



_____ガサッ



私は音のした方を見る

見たことある後ろ姿が目に映る



『ヒロトさん？』



貴「どうしたの？」

『あ、ううん！なんでもないよ！』

貴「じゃあ行こ！」

そう言って手を握る貴利名くんにドキドキしながら

私はさっきのことを忘れようとする



『気のせい、だよね』



私は小さく呟く

きっと誰も聞いてないと思っていた

________思っていた





貴「気のせいじゃないよ」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
氷浦お前ーーーーー！！！！！！！！！！！
ぽふもさもさは自分で見ても笑える

天使45→←天使43

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す