私と君とのゆきいろ物語。４

ゆきいろ97 ページ9

『雪村くん！！！！』

私は笑顔になる
今会いたい人に出会えたのだから

雪「、、、驚かなくなったんだな」

『だって今、雪村くんに会いたかったもん』

雪「、、、」

雪村くんは落ちてきたジュースを取り
私にポンと渡す

(あれ、これって、、、)

前話した時に私が好きって言ったジュース

(覚えててくれたの、、、？)

『雪村くん、すきー』

私は前の時のようにふざけ半分で言う
また流されちゃうかなと想いながら

雪「俺はお前のこと嫌いだ」

『え、、、』

無表情で答える雪村くん
予想だにしなかった答えが返ってきて固まる私
前のときみたいになると思ったのに

『ご、ごめんなさい』

雪「お前の、そう言う素直なところが」

つけ足すように言う雪村くん
素直なところ、、、？

『それってどういうこと、、、？』

私はいまいち理解出来ずに聞く
雪村くんはと言うと
私と同じ飲み物を買い、ため息をつく

雪「そのままの意味だよ」

そう言うとスタスタと戻っていく
私は呆然と見つめる

くるっと振り返り一言

雪「それ、俺のお気に入りだから」

私はジュースを握り締めて呟く

『なん、なの、、、////』

そんな素敵な笑顔で言われたら

『好きになっちゃうよ、、、』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私もゆきむーのお気に入りのジュース飲みたいんだけど( ˙-˙ )

ゆきいろ98→←ゆきいろ96

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す