私と君とのゆきいろ物語。２ (ページ30)

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ゆきいろ58 ページ30

『いやああああああああああ！！！
ごめんなさいごめんなさい何もしません！！』

私は幽霊が出たと驚き、しゃがみ込む
肩を震わせ目には涙を溜める

(つ、ついにだよ、、、会っちゃった)

雪「、、、鍵、開けて」

聞き覚えのある声が聞こえ私はゆっくり後ろを向く
そこには耳を塞いだ雪村くんがいた

『ご、ごめんなさい、、、』

雪「、、、。」

私は雪村くんに小さい声で謝る
まさか残っていると思わなかった

鍵を開け雪村くんが中に入ろうとする
私は一人にされるのが怖かった

(い、いま一人にされるなんて無理！！！)

私は無意識に雪村くんの腕をつかむ
雪村くんは驚いたような表情を見せる

『あ、、、。』

私は我に帰りぱっと離す
何をやってるんだろ、、、

すると雪村くんは目を細めた
そして頭にポンと手を置く

雪「俺が着替えるまで開けておくから、
中、見るなよ？」

そういうと扉は開けたまま中に入る
私はバッと体の向きを変える

『～～～～っ！！！/////』

(こういう時だけずるいっ、、、！！)

さっきの雪村くんの行動
いつもとは違う優しい目
頭に乗せられた大きな手

そして、

(無意識、、、だったなぁ)

私のとった行動
どうして、雪村くんに助けを求めたの？

(私は、雪村くんのこと苦手だよ、、、ね？)

『雪村くん、、、私ね』

私は扉の向こうの彼に声をかける

『雪村くんの事もっとたくさん知りたい』

(あなたといると分からなくなる、、、)
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吊り橋効果かな(適当)