気になるあのコはニガテなコ？2

イメチェン36 ページ8

野「こんにちは、Aさん」

『...........なんでいるの』



こんにちは八木原克巳です
これからランニングに行こうとしてました
もちろん星章メンバー全員集合です
そして正門前に行くとあの有名な選手
戦術の皇帝 野坂悠馬がいました
Aさんに声をかけています



野「明日の日曜日にデートしよう」

野「休みでしょ、部活」

水「なんで休みを知ってるんだ？」



いい質問ですね水神矢キャプテン
うちのデータをどこからが入手したんでしょう
それよりも大切なワードが1つ
全員そっちに興味があるみたいです

灰「デ！！！？？？？」

折「な、なななななななんて」

白「明日は部活にしよう」

水「？？？」

するとAさんは無言で近づく
きっとキャプテンに聞かれたくないのでしょう
天野選手、そっとキャプテンの耳を塞ぐ





『あんたとデートするくらいなら

全裸で国歌斉唱した方がマシよクソ野郎』





ドスの効いた声で野坂悠馬に宣戦布告
ただこれで食い下がる皇帝では無いでしょう
やれやれと言わんばかりに何かを取り出す
そしてそっとAさんに差し出しました

八(なんだろう？)

チップ？賄賂？
それを見たら態度が変わった
冷や汗をかき野坂悠馬に詰寄る



『な！！これ！どこで！！！？？？』

野「僕と付き合ってくれるよね？」

野「答えはYES？」



有無を言わせないような言い方
それに頷きたくないようなAさん
そっと口を開く



『分かった、よ』



野「え？なに？聞こえない」

頬を叩こうとしたのだろう
腕はパシっと掴まれて何も出来ない
苦虫を噛み潰したような顔



『分かったわよ！！！！行けばいいんでしょ！！』

野「素直じゃないのも悪くないよ」

『はっ倒す』

野「行くよ西蔭」

そう言ってゴールキーパーの西蔭政也を連れてく
怒りでプルプルと震えるAさん
耳まで紅くしてる



水「大丈夫、か？」

『せ、水神矢くん......？』

さっき渡された何かをサッと後ろに隠す
顔を真っ赤にして目を潤ませている
高飛車でプライド高い彼女が完膚なきまでに負けた





水「何があったか聞こえなかったんだが」

水「相談なら、いつでも乗るからな？」





王子様スマイルで1名戦闘不能
吊り橋効果発動により効果は抜群だ
緊急患者、通りまーす！！！


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野坂悠馬、やり手だな

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