検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:28,662 hit

ゆきいろ20 ページ22

雪「、、、。」

俺がこいつ聞くのはただ一つ
「 サッカーが好きか 」

大した理由じゃなきゃ辞めさせる
そう決めてこいつを残した

(雷門でもどうせ「なんとなく」だろ)

そう思い見ていたら
こっちの視線に気づいて目を伏せた

(こいつのこの態度イライラするな)

雪「お前ってさ、サッカー好きなの?」

イラついたのも重なりきつく聞いてしまった

驚いたのか、目を見開いて顔を上げる

雪「今まで入ったマネージャー、
サッカーのこと全然好きじゃなかった
ろくに仕事しないでずっと喋ってる」

雪「雷門のマネージャーやってたみたいだけど、それはサッカーが好きでやっていたのか?」

雪(「なんとなく」に決まっている)

前と同じように俯いて黙る。と思っていた。
彼女は目を逸らさない。
真っ直ぐ意思の強い赤色の瞳で見据えている

『私、最初は全然分かんなかった
ルールも複雑で、危ない。
けどみんなとやっていくうちに
雷門のサッカー好きになって、、、。』

『だから、雷門と同じように、
白恋みんなのサッカーを
、、、好きになったらダメ、かな、、、?』

雪「、、、っ///」

(なん、だよ!)

彼女の言葉で何故か顔が熱くなる
自分でもわかるくらいに

雪(落ち着け俺!)

雪「お前、サッカー好きなんだな、、、」

そう言うと彼女は目を細め
自然な、作らない笑顔で答えた

『うん、好きだよ、大好き』

『雪村くんも、でしょ?』

雪「ふっ、、、ああ、好きだな」

自然と笑が溢れる

(こいつの心からの笑顔初めて見た)

『やっと笑ってくれたね』

めんどうでまともに話せない彼女が
ハッキリと懸命に伝えていた

(少しだけ好感持てた、かもな)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この笑顔5000兆円

ゆきいろ21→←ゆきいろ19



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- もち汰。さんの書く雪村くん可愛すぎる…。最高ですううう! (2019年3月1日 4時) (レス) id: d33fb9736b (このIDを非表示/違反報告)
もち汰。(プロフ) - 森嶋朱雀さん» ありがとうございます!頑張りますね!! (2017年7月22日 13時) (レス) id: b94978bdf2 (このIDを非表示/違反報告)
森嶋朱雀(プロフ) - すっごく面白いです!!更新頑張ってください!応援&楽しみにしてます!! (2017年7月22日 12時) (レス) id: 1992c75747 (このIDを非表示/違反報告)
もち汰。(プロフ) - てくさん» ご指摘ありがとうございます!!以後気をつけますね! (2017年7月20日 19時) (レス) id: b94978bdf2 (このIDを非表示/違反報告)
てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか? 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年7月20日 19時) (レス) id: 42191458d8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もち汰。 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年7月19日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。