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貴方side
下屋「ええっー!?」
鴻鳥「すぐに搬送してください。」
準備すようかね。
下屋「先生！」
鴻鳥「沙織ちゃん、カイザーになるかもしれないから
オペ室に救急搬送ねやこと伝えてそれと麻酔科の先生にスタンバイ依頼ね。」
沙織「はい。」
下屋「未受診の妊婦ですよ？ 受け入れて大丈夫ですか？」
鴻鳥「下屋は検査科に連絡、妊婦さんが
採血したら大至急で検査に回すよ。 Aも行くよ。」
貴「はいはい！」
下屋「採血？ 鴻鳥先生万一のことがあったら
他の妊婦さんたちに迷惑がかかります。」
鴻鳥「でも、産まれてくる赤ちゃんに罪はないだろ？ 真弓ちゃんソーシャルワーカーさんに来てもらって」
真弓「はい」
鴻鳥「救急の未受診妊婦間もなく搬送されてきます。」
今橋先生に連絡してるんだろうな。
私たちは走った。
あ、白車来た。
陣痛感覚２〜３分。
鴻鳥「産科医の鴻鳥ですちょっと診ますね。」
貴「いきます」
お腹を触ったサクラは。
鴻鳥「羊水がほとんど出てるな
ちょっと下診ますね。」
下屋「心音落ちてます。」
鴻鳥「うん。 あっ」
下屋「えっ？」
鴻鳥「足が出かかってる、逆子の臍帯脱出だ。」
えっ？ それ危なくない？
下屋「ええっ!?」
鴻鳥「A、破水の勢いでへその緒が飛び出して
産道に挟まれてる。」
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作者名：いちご | 作成日時：2020年4月19日 0時
