人狼ゲーム 2nd

Werewolf 49 ページ4

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(？) 「…ち………ゃん…Aちゃん!!」

「…な、に…？」


誰かの声が聞こえて目を開けると私は真っ白な世界にいた。

慌てておき上がると私以外の人はおらず果てしなく広がる“白”の世界。


(？) 「Aちゃん！こっちだよ！」

「こっちってどこ…？」

(？) 「それは自分で探してよ。」


…どこかで聞いたことのある声。

しかし、どこで聞いたかは分からない。

とりあえず適当に走ってみた。


(？) 「もう少しだよ！！」


また声が聞こえる。

どれだけ走っても終わらない“白”。

変わらない景色。



…だと思ったが少し前に影が見えた。

近くまでいくと影の正体が見える。


「…………ｯ!?」


影の正体は人だった。

しかし顔がない。

いや、正確に言えば顔にﾓｻﾞｲｸのようなものがかかっていて見えない。

だがその人には声と同じくどこかで会った事があるような気がした。

とまどっている私に声は語りかける。


(？) 「Aちゃん。君はすごいよ。君みたいな人ははじめてだ。」

「…どういうこと？」

(？) 「申し訳ないけどそれはまだ話せない。

　 でもこれだけは言えるよ。君は必ず僕に会える。

君は謎を解いて僕の元へ現れるんだ。

　 その時全部話すよ。」

「必ず……？」

(？) 「そう必ず。でもそろそろ時間なんだ。また会おうね。」

「まって…!!誰なん…!?」

(？) 「それもその時になったらわかるよ。君…ぼ…へ…みつ……ん…。」


意識が朦朧として最後の言葉はちゃんと聞きとれなかった。






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よろしければこちらも。

I can't forget you.

http://uranai.nosv.org/u.php/novel/fm_/

最近再開しました風磨君の小説です。
こちらは本作品とはまた違う世界観となっております。(たぶん笑)
そしてある意味純粋な恋愛小説です。

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