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その後は何だかボーッとしちゃって、岸くんの応援にはあまり集中出来なかった。
『おつかれ岸くん!』
「さんきゅっ!俺カッコ良かったっしょ!?今日めっちゃ頑張ったかんね!?」
『あぁ、うん。岸くん頑張ってたね!』
「なんだよー、その棒読み感(笑)
お前さ、心ここにあらず的な感じじゃね?」
『えー、そうかな?』
「もしかしてあれ?顕嵐先輩?」
ぎくっ…
『岸くん見てたの?』
「うん。あ、白石絡まれてんな〜って思ってた」
『そうだったんだ』
「顕嵐先輩、いつもほとんど来ねぇんだよ。今日はやっと来たかと思ったら白石にちょっかいかけてよぉ。」
『いや、私になんてどうせただの冷やかしでしょ。笑』
「何かされてねぇ?大丈夫か!?
あの人、すっげえオンナ遊び激しいって有名だからさ」
『うん。大丈夫大丈夫!』
予想以上に岸くんが心配してくれてて、何か面白かった。笑
帰り道、岸くんは私を家まで送ってくれた。
久しぶりに岸くんとこんなに喋ったな〜
やっぱ騒がしくてうるさいけど、楽しい人だ。笑
途中のコンビニで、岸くんは今朝の新発売のジュースを奢ってくれた。
『嘘だ!あのケチで有名の岸くんが奢ってくれるなんて…!』
「おいおい!白石まで俺のことケチ呼ばわりすんなよ!!笑
まぁ、俺が無理やり部活見に来てもらったし?少しばかりのお礼っす!!」
『ありがとう!!私って数少ない岸くんに奢られた人なんだね!何か嬉しい!笑』
紫耀が買ってくれるはずだったジュースは結局
岸くんが買ってくれた。
岸くんの買ってくれたジュースは、美味しかったけれど
思ってたより普通の味だった。
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顕嵐くんとの年齢の立ち位置が逆になっちゃってすいません。
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作者名:かぷりこ | 作成日時:2017年10月18日 0時