ボーダー隊員は呪いの世界へ (ページ9)

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呪霊8匹目ページ9

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真希との任務を終えてから3日経った

「はい！棘と千尋、任務だよ〜！」

自称GTG(グレートティーチャー五条)が何処からやって来たのか、私と狗巻君の前に現れた

「今回の任務は、海岸に現れた呪霊を祓う事です！気を付けて行ってらっしゃ〜い」

という訳で例の海岸にやって来た私達は、補助監督の棗さんに話を聞いている

「ここ最近、海に遊びに来ていた子供が行方不明になっている。行方不明された子供は全部で5人程…いけるか？」

「誰に言ってるの？生きていたら、保護して無傷で返すよ」

「しゃけ」

「んじゃ、行ってらっしゃい」

「行ってきます」

棗さんに送り届けられ帳を海岸全体に降ろされたのを確認し、早速呪霊が出てきた

「却説、やるますか」

「ツナマヨ」

「何ですか？」

勘と自分なりの解釈で狗巻君と会話をしている。狗巻君が言うには、自分がやると言うが

「それは嬉しいですけど、それを使うのは今じゃありません」

何か言おうとした狗巻君の台詞を態と被らせ、空中に用意していたメテオラで低級呪霊の群れを祓い、歩を進める

「こn「メテオラ」

「さ、行きましょうか」

メテオラのお陰で海岸にいる呪霊は一匹残らず祓い終え、暫く歩くと洞窟を見つけた

「此処、怪しいですね」

「しゃけ」

「入りますか？」

「しゃけ」

狗巻君を背後にし、私が先頭として歩き数十分が経った

「可笑しいですね、呪霊が出て来ません」

「しゃけ」

「っ！下がれ！」

「っ!?」

頭がマグロの魚人が上から現れ拳が地面にめり込んだ。東雲や狗巻が気付いた時には、魚の骨をした呪霊の群れに囲まれた

「(勘が静かに警報音を鳴らした上で、警戒をしていたのに気づかなかった)…やるしかないか」

「おかか、ツナマヨ」

「狗巻君！それはっ！」

「『爆ぜろ』」

東雲が止めようとしたが、既に遅く狗巻は呪言で呪霊を全て祓った。そして、狗巻は声を枯らし咳き込んだ

「けほっけほっ」

「(もう一度は無理だな、さっきの魚人は恐らく2級…しかも)数が多すぎだろ」

そう、狗巻がその場にいた呪霊を呪言で祓ったが、またもや呪霊に囲まれたのだ。更に魚人が4匹も現れたのだ

「ごんぶ？」

「歌？っ！耳を防げ！」

「ごっふ(血吐)」

「シールド！」

何処からか歌声が聞こえたその瞬間、東雲が注意するが既に遅し、狗巻が血を吐き出した。東雲は不味いと判断し、シールドを出した

「この状況を如何するか」

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