ボーダー隊員は呪いの世界へ (ページ7)

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呪霊6匹目ページ7

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「此処、か」

「だな」

私こと、東雲千尋は現在、真希(そう呼べと言われた)と共にこの中学校にやってきた。遡るは30分前

「あ、千尋、ご指名の任務だよ」

「場所は？」

「とある中学校、1級がいるらしくてね。真希は千尋の見学ね」

「分かった」

という事で、私単独の任務であり真希は見学という形になった。補助監督兼私専用の送迎係である、棗さんだ

「んじゃ、嬢ちゃん、気を付けろよ」

「ん、分かってる。行ってくるね、棗さん」

「おう、行ってらっしゃい」

帷が降ろされたのを確認し中に入ると、真希が話しかけてきた。棗さんとの仲を聞かれたので正直に答えると1級呪霊が現れた

「なぁ、さっきの男って仲が良いのか？」

「そうですよ、私専用の送迎さんです。かれこれ、10ヶ月は経っていますからね。名前は、棗さん」

「ふぅ〜ん、っ?!」

「早速お出ましですね、ま、刀1本で充分ですね」

孤月を出した瞬間に頭部を斬り捨てる、血を払い刀に納めると真希が口を開けていた

「1級を一瞬で!?」

「真希、如何しましたか？次、行きますよ。この調子だと後、2体いますね(それに、特級が1体いる。上の嫌がらせか、否…)」

「おい？」

「何でもありません、行きましょう(あﾞ〜敬語疲れる)」

校内を歩き回り勘の言う通りに進むと、沈黙の空気を先に壊したのは真希だった

「本当にこっちにいるのか？」

「いますよ、私の感は外れないんで」

「？如何いうことだっ!?」

「影、真希を保護して」

「…！」

話途中に真希が1級呪霊に捕まった。影に真希を救出するように頼めば、影は任せろと胸を張り真希を華麗に救出し覆い隠した

「ｳﾞｳﾞ、ｳマｧｿｳﾅニﾝｹﾞﾝダﾅ、ｵトナｼｸワﾚニｸﾜﾚﾛ」

「(意思疎通が可能な呪霊か、まっ)死ね」

一気に距離を詰め孤月で顎を斬り落とせば無事祓われ、もう一体の呪霊を排除しようと顔を向けた瞬間に既に呪霊は特級に食い殺されていた

「はぁ…面倒くさ、やっぱり特級いたか。悪く思うなよ、恨むなら自分を恨め」

刀を一度鞘に戻し、旋空弧月の構えを取り、ぶった斬る！

「旋空弧月」

「グギャァアアアっ！！？」

「討伐完了」

帳も降りたのを確認し、真希と共に棗さんの所に向かう途中、ナニかの視線を感じたが今は無視をした

「あれが4人目の特級呪術師、特級呪霊と契約をしている子。嗚呼、早く会いたいな」

屋上で下を見下ろしながら、東雲を見ていた謎の男は興奮していた

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