ボーダー隊員は呪いの世界へ (ページ6)

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呪霊5匹目ページ6

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「私は、後悔をしないように呪術を学びたい」

どれだけ時間が経ったのか分からない、軈て先に口を開いたのはグラサン元い学長だった

「…良いだろう、合格だ」

「よろしくお願いします」

そんな訳で無事合格した私は、この春高専に入学すると共に寮に入ることになった

「んじゃ、行ってきます」

「行ってらっしゃい」

「後悔するなよ…影、千尋に近付く悪い虫は潰せよ」

「うん。というか、悪い虫って？」

「……!!…！」

「頼むぞ」

「…!!」

「はぁ…もう行くよ」

父さんと影は私をそっちのけで話をしている。というか、本当に仲が良いな

「じゃ、自己紹介をはっじめようか〜☆」

教室の窓側の自席に座り、担任である五条さんの話を聞いて軽く自己紹介が始まった

「おっす、オラ東雲千尋、特級呪術師。そこのいけ好かない不審者に放課後帰宅途中、強制的に誘拐され、気がついたら、知らない御札だらけの部屋にいた。あれよこれよと流され、呪術師になっていた。最終的に自分で呪術師になると決めました。迷宮お断りの事件、よろしくお願いします(真顔)」

「ちょっ、その説明どうなの!?」

「いや、ギャグを入れようと思いまして。思いついた自己紹介がこれです」

「いやいや！今の説明で僕、ヤバい人になってるんだけど!?ほら、生徒達の目を見て！」

「わ〜冷ややかな目ですね。元々、見た目から不審者だったので逆に良かったのでは？」

「良くない！も〜泣いちゃうよ？」

「あ、いい大人が泣く姿は見たくないので隅っこでどうぞ」

そう言ったら五条先生は隅っこで膝を抱えてのの字をひたすら書いていた

「うわ、本当隅っこに言った」

「お前、真顔で容赦ねぇな」

「この人とは1年くらいの仲ですから」

その後は「パンダだ、よろしく」やら、おにぎりの具を喋る人に私以外に女の子が1人いて自己紹介は終わった。いじけた五条先生と別れて寮に向かとうとしたら

「お前、特級という事は強いのか？」

「…試してみる？」

背後から声をかけられ軽く挑発されたが、半分身体を振り向いて呪力と殺気を少し出す

「上等、明日手合わせしようぜ」

「いいよ、また明日」

･･･

3人は無意識に力を入れていたが、東雲が教室を去った後力が抜けた

「あの歳で呪力と殺気を上手く出すなんて凄いでしょ？」

「おい悟、彼奴は何者だ？」

「僕から言えば、あの子はただの特級呪術師だよ」

そう生徒3人に言った五条は、愉快そうな笑顔だった

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