ボーダー隊員は呪いの世界へ (ページ4)

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呪霊3匹目ページ4

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「今の所は無事だけど、僕が…っ、帳が上がった？」

「はぁ、雑魚ばっか」

「無事ですか!?」

廃ビルを覆っていた帳が解け、先程話していた本人がビルから出てきた。そして、何も無かったかのように伊地知に報告をした

「あ、伊地知さん。この通り五体満足で、髪1本1mmも触らせてませんよ。というか、相手にもなんないですね。孤月1本で足りました」

今度こそ伊地知は絶句した、まだ中学生の女の子が左手に持っている刀1本だけで倒したと言ったのだ。一方で五条は、笑った

「ははっ！君、相当イカれているね！」

「は？」

「却説、ようこそ呪術界へ。君も晴れて今日から、呪術師だ。宜しくね」

「は？」

ジュジュツシ？じゅじゅつし、呪術師!?混乱していた頭が漸く追い付き、私は心の底から大声で叫び街に響き渡ったと

「はああああああああぁぁぁっっ!!?」

そんな事があり、気付けばあれから1年が経っていた。そして、春からはこの東京都立呪術高等専門学校に強制的に通う事になったのだ

「いや、巫山戯んな！」

「いや〜メンゴメンゴ！でも、既に書類は送っちゃったし、何より千尋はほぼ、いや完全に僕の生徒だからね！」

車の中で叫ぶ東雲に、五条は悪げなく謝っていた。そして、東雲の担任が五条ということを、今現在知った瞬間に、顔の表情が一瞬で落ちた

「地獄か？」( ˙-˙ )ｽﾝ

「もぉ〜そんな子に育てた覚えはないんだけど？」

「いや、育てられた覚えもないし、抑保護者じゃないでしょあんた」

「東雲さん、すみません」

運転席にいる伊地知が申し訳なさそうに東雲に謝っていた、それを東雲は伊地知が五条によって胃を痛めているのを知っていた

「否、伊地知さんは悪くない。明らかに此奴が悪い」

「ま！女の子がそんなお口の悪い言葉を使っちゃ駄目でしょ？」

「(落ち着け、私よ落ち着け。手を出したら、負けだ)で、どこに向かっているんですか？」

「ん？それはね、高専だよ！」

「は？」

五条に言われ、着いた先は山の奥の門前に東雲は呆然と立っていた

「ようこそ、千尋がこの春通う学校さ」

「如何して私を此処に？」

「今から、面接だからだよ」

「は？」

五条よって無理矢理中に入らされた東雲は、薄暗い部屋の中サングラスを掛けた厳つい男がいた

「(挨拶しなきゃ、いけないよな)初めまして、東雲千尋です。よろしくお願いします」

「ここに何をしに来た」

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